総勢16名の豪華アーティストに粗品、のんも集結 世界初の旗艦店『FENDER FLAGSHIP TOKYO オープン記念セレモニー』徹底レポート

Fender世界初の旗艦店を徹底レポート

 6月30日、Fenderが原宿・表参道エリアに世界初の旗艦店となる『FENDER FLAGSHIP TOKYO』を出店する。29日には、『FENDER FLAGSHIP TOKYO オープン記念セレモニー』が実施された。今回は豪華アーティスト陣が集結したセレモニーに合わせ、先行で店舗を内覧させてもらったのだが、見どころ満載だったのでご覧いただければ幸いだ。

 まずは、フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションCEO アンディ・ムーニーによるグリーティングスピーチが行われた。

「アーティストはエンジェルであり、私たちの仕事は彼らに飛ぶ翼を授けるというものでした。我々の仕事は、ギターやアンプを売るだけのビジネスではありません。もちろん少しは売れればいいなと思いますが、やはり我々の本当の仕事は全てのアーティストに飛ぶための翼を与えることなのです。

 コロナ直前、5億ドルだった売上は10億ドルになっており、APACはそのなかでも成長している市場、もっと言えば向こう10年で最大の音楽市場になるとみています。世界的に見ても、東京はその中で最も影響力のある場所だと考え、この場所に旗艦店を設けました。コロナ禍で3000万人が新たにギターを始めましたが、そのうちわずか10%でも生涯ギターを続けてくれる人がいれば、売り上げもついてくるでしょう。

 今回こうして最高の場所で、業界にとっても初めての挑戦をするわけですが、レオ・フェンダーが77年前にこの会社を創業し、その名前を冠した旗艦店をこうして作ることができて嬉しい限りです」

 続いて、フェンダーミュージック株式会社 代表取締役社長 アジアパシフィック統括 エドワード・コールによるスピーチが行われた。

「ここは77年の歴史を持つフェンダーの世界初の旗艦店となります。我々の使命は全てのプレイヤーの音楽におけるあらゆる旅路をサポートするというもの。私どもの戦略は変わらず、イノベーティブな製品を作り、革新的なマーケティングをし、あらゆるレベルのプレイヤーの数を増やすことに注力していくことです。それを実践してきた結果、APACの年間成長率は17%に達することができました。

 そのうえで、我々は売上の10%以上をマーケティングに費やしています。我々はソーシャルメディアやイベント、パートナーシップを結んでいるアーティストとの連携に重きを置いて、ブランドの価値を高めようとしているのです。この業界において、Fender以上にここまで資金を費やしているブランドはいないでしょう。

 旗艦店を東京に選んだ理由は、トップブランドが旗艦店を出す場所として評価されている場所のひとつだからです。さらに、ブランド意識が高い日本の消費者はその環境を支えています。

 くわえて、日本の人口の多さや経済的な豊かさによって、日本の音楽市場は最大級の規模を誇っており、いまなお驚異的なスピードで成長しています。日本には今年3000万人以上の観光客が訪れ、その数は2030年までに6000万人が訪れると予想されています。そういう人たちにとって、トップブランドでのショッピングを体験することも日本を訪れる魅力だと思っています。

 また、日本のカスタマーサービスが世界一の水準であることも評価されており、それがさらに購買意欲を刺激しているとも考えています。この旗艦店は音楽産業のなかでも最大級の規模を誇っており、我々のゴールはラルフ・ローレン、NIKE、Apple、ルイ・ヴィトンといった世界トップクラスのブランドたちと肩を並べることです。

 エレキギター・ベース・アンプのトップブランドとして、音楽産業の小売を高いレベルに押し上げたいと思っています。そのために、この『FENDER FLAGSHIP TOKYO 』では独自でセレクトしたユニークな商品を提供し、他とは異なる価値を生み出していきます。アメリカ・日本・メキシコで製造された楽器はもちろん、当店でしか手に入らない限定商品や、マスタービルダーによるカスタムギター、世界で唯一のFenderアコースティックギターに特化したフロアも用意しました。ここでしか購入できない楽器だけでなく、ライフスタイルへのアプローチとしてハイエンドアパレルブランド『F IS FOR FENDER』や、『Fender Cafe』など、他のブランドとは一線を画す挑戦を続けています。

 最後に、いつも支えてくれている関係各所とフェンダーのコミュニティに深い感謝を申し上げます。これからも“Play Guiter, Play Fender”してください!」

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