総勢16名の豪華アーティストに粗品、のんも集結 世界初の旗艦店『FENDER FLAGSHIP TOKYO オープン記念セレモニー』徹底レポート
粗品(霜降り明星)、のん、山内総一郎(フジファブリック)によるトーク&セッションも
第二部では、MCを粗品(霜降り明星)が務め、のん、山内総一郎(フジファブリック)をゲストに迎えてのトークショーが行われた。その一幕では、ゲストそれぞれがマイギターを携えて登壇し、愛用の楽器との出会いを語ってくれた。
粗品「ちなみに僕の好きなFenderはムスタングなんですが、のんさんのそのギターはどんなギターなんですか?」
のん「初めて買ったのがほかのメーカーのテレキャスターモデルだったんです。いつか本物を手に入れたいと思って、それで購入した思い入れのあるギターなんです」
粗品「いいですね! なんぼぐらいしました? エグいですか?(笑)」
のん「当時は1万2000円のギターで、やすこって名前をつけていたんですよ(笑)。これはエグくないです(笑)」
粗品「山内さんのはいかがですか?」
山内「ギターを初めて、最初に手に入れたのが日本製のストラトキャスターだったんです。父親に聞いて、中古のギターを買ったのが最初。Fenderファミリーになって、シグネチャーモデルとして赤色のギターをリリースできたり、2本目には地元の阪急電車カラーのテレキャスターを出したりしました。
今回のこれは今作っている新しいモデルなんです。テレビとかでは弾いているんですけどね! このあいだの『Mステ』もこれで出ていましたし。ストラトのシェイプとテレキャスのブリッジ、ハムバッカーをあわせたようなもので、ボディに空洞があって、ホロウボディという軽い形状になっていて生音もでかいんです」
粗品「かっこいいですねえ! ちなみになんぼですか?」
山内「これはまだ内緒です(笑)」
粗品「自分のギターについて、音色のどういうところが好きですか?」
のん「テレキャスターは自分の声に合っている気がして、シャリッとしていて高音がカチッとくるのが気持ちいいです」
粗品「山内さんはどうですか?」
山内「ちょっと弾いてみますか。Fenderギターというのは身体に近いんです。楽器を弾いているという感覚にあまりならず、しゃべっているような感覚で弾けるのが気持ちいいんです。ガツンというサウンドも繊細なサウンドも出せるのは、本当にFenderのマジックじゃないかなと。振れ幅がすごいですよね」
粗品「よければふたりでセッションするところも見たいですね」
山内「粗品さんもギター弾きますよね! 3人でやりましょうよ」
のん「めっちゃ楽しそう!」
粗品「いいんですか? 楽しそうです!」
と三人でセッション。Aのコードに合わせて、山内がリードを弾く形でブルース風のセッションを披露。リードを弾く山内の手慣れたインプロヴィゼーション(アドリブ)に粗品、のんも楽しげな表情だった。
のん「めちゃめちゃ素敵で楽しかった。アガりました」
粗品「やっぱり音楽って楽しいですねえ!」
山内「こうやって楽器を弾くことの楽しみって、集まったときに一つのコードだけでもずっと夜な夜な弾けますし、俺の中では一番好きなコミュニケーションの方法ですね。もうちょっと弾きたいくらいです(笑)」
粗品「なんやったらね、弾きたいですよね(笑) それぞれの2023年の音楽の目標はなんですか?」
のん「じつは昨日『PURSUE』というアルバムをリリースしたばかりなので、その曲をたくさんの人に届けたくて、フェスやライブをやっていきたいと思っています。ぜひ全国をツアーで回りたいですね!」
山内「フジファブリックが来年20周年なので、その記念すべき年に向けて弾みをつけられる1年にしたいと思っています。ライブもたくさんやりたいし、バンドマンとしてはバンドを続けていられること自体が奇跡的だから、身体が動かなくなるまでやっていたいし、その時までずっとFenderのギターとともにいたいですね」
粗品「いいですね! お二人にとってFenderとは、ギターとは?」
のん「憧れ、夢です。これからも憧れ続けて弾いていくと思います。Fenderのギターを弾いていると無敵になれる、そんな存在なので!」
山内「僕にとって、Fenderのギターというのは家族や友人よりも長い時間を共にしている存在です。身体の一部として、付き合いの長い親友として捉えているし、みなさんにとってもそういう存在になったらもっといい世の中になるだろうなと思っています」