ソロキャンプ系女性YouTuber・miiが語る“ひとり行動の源流” 「USJにはひとりでよく行った」

ソロキャンプ系クリエイターのひとり行動の源流

「過去の自分に負けちゃいけない」ストイックに自分と向き合う制作スタイル

ーーYouTubeの撮影・編集・発信すべてを1人でされているんですよね。

mii:はい。すべて独学で学んで、1人でやっています。

ーーその理由を教えていただけませんでしょうか。

mii:1人で好きなようにやってみたいという思いもありますし、なにより人とコミュニケーションを取るのが苦手なんですよね……。ほかの人に動画編集を依頼しようと考えたこともあったんですが、メールでやり取りしたり、作っていただいた動画に指摘したりすることを考えるとやっぱり気乗りしなくて。

mii

 わたし自身、言語化が苦手なのもあって、うまく自分のこだわりを伝えられないんですよね。4時間の動画を20分に詰め込んで、あとからナレーションもいれますが、自分のイメージを伝えるのは大変だと思います。

ーーmiiさんのナレーションもファンからは好評ですよね。

mii:登録者が5000人の記念にナレーションを入れてみたら好評だったんです。でも、もともと喋るのが好きではないので、記念放送の次の回ではナレーションをいれませんでした。そしたら、「ナレーション入れてください」と視聴者さんからコメントをもらって。それからナレーションをいれるようにしました。

ーーBGMも優しく、動画の音声が心地いいように感じます。こだわっている部分はありますか。

mii:BGMはご飯食べているときの音を動画に入れたくなくてつけているんですが、キャンプ場ならではの自然の音を聞いてほしいので、なるべく音量を小さくしています。

ーーありがとうございます。動画を配信していて、初めて手応えを感じたのはいつくらいですか。

ずっと憧れてた地べたキャンプに初挑戦してみたけど…… 【河原ソロキャンプ】川井キャンプ場

mii:手応えを感じたのは、初めて10万回再生された「川井キャンプ場の地べたキャンプ」の動画です。YouTubeを初めて9ヶ月目に出した動画ですね。それまではまったく手応えを感じていませんでした。

 この動画では初めて徒歩でキャンプ場に向かうシーンを入れました。知り合いに「キャンプ場へ向かうシーンも動画に入れたほうがいいよね」と言われて。動画の再生回数も伸びて、初めて手応えを感じました。

ーーナレーションの導入もそうでしたが、まわりの声を動画に取りいれることもあるんですね。

mii:そうですね。家族や知り合いに感想を聞いたり、どんなチャンネルを見ているか聞いたりして意見を取り入れることもあります。

ーー動画のデータはどのくらい追っているんでしょうか。

mii:「過去の自分に負けちゃいけない」と思っているので、ずっとチェックしています。タイトルやサムネイルにも数値を入れたり、見られやすくなるように常に工夫しています。

ーーストイックに動画と向き合っているんですね……!

mii:普段はふわふわしているように見られるんですけど、実は野心があるんです(笑)。

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