チュートリアル・徳井とコラボしたキャンプ系YouTuber 実体験に近い演出で「現地に行きたい」気持ちに
キャンプ動画が人気のYouTubeチャンネル「伊豆のぬし釣り」。名前からして釣りのチャンネルのように思えるが、実際は「行きたい」「やってみたい」という感情を創造する、をコンセプトに様々なアウトドア体験の楽しさを教えてくれるチャンネルだ。登録者は44.9万人(2023年3月10日時点)。この記事では彼らのチャンネルの人気の秘密を紐解いていく。
説明は最小限。リアルな音と景色を味わえる
伊豆のぬし釣りは、けんいちとやまとの二人をメインに、時々ゲストを交えながらテント設営やキャンプ飯づくり、お酒を飲みながらのトークといったアウトドア体験を楽しむチャンネルだ。伊豆のぬし釣りの動画の特徴は、カメラの向こうにいる視聴者に向かって呼びかけたり説明したりすることがほとんどないこと。
説明はほぼテロップで完結させ、落ち葉や枝をミシミシと踏みしめながら歩く音や、静かな森に響くカンカンという薪割りの音、タープを立てる時の布が擦れる音、お酒をグビグビ飲んだ後にもれる声、出演者のリアルな会話など、実際にキャンプにでかけた時の環境に近い雰囲気が作られている。出演者と視聴者の境界をハッキリとつくらない演出で、エンタメとしての動画にとどまらず実際に「そこに行きたい」と思わせる効果があるように感じる。
プロモーションを積極的に行うことが、いい相乗効果に
伊豆のぬし釣りはキャンプにぴったりのお酒や食べ物、ガジェットなどを積極的に動画内でおすすめしている。PRや案件というと視聴者からの反応が良くない場合もあるため敬遠するクリエイターもいるが、伊豆のぬし釣りは「体験してもらうこと」をゴールにしているため、PRとの相性がよく見ていても違和感がない。アウトドア初心者はキャンプや釣りにどんなものを用意しておくと有意義に過ごせるのか想像するのが難しいため、体験しながら商品をおすすめしてくれるのはありがたいフォーマットなのかもしれない。
また、動画ごとに使用機材一覧を概要欄に載せているのも特徴のひとつ。キャンプの様子を美しく映像に残したい、という人にとっても勉強になる内容になっている。
フィッシャーズ・シルクロード、チュートリアル・徳井とのコラボ動画も!
伊豆のぬし釣りには有名人のゲストも時折登場する。40万人達成時には所属事務所UUUMの先輩であるシルクロードが、今年の2月には同じくキャンプが趣味でチャンネルを持っているチュートリアルの徳井が出演した。
シルクロードが出演した回には、友人の「みっちゃん」と呼ばれるYouTuberも出演している。出張料理人である彼の絶品キャンプ飯をみんなで食べながらトークする内容は没入感があり、仲間とキャンプにいく楽しさが伝わってくる。
「伊豆のぬし釣り」の動画は、アウトドアの遊びの雰囲気やアイディアを知ることができるほか、五感を刺激し「今すぐ出かけたい!」という衝動を掻き立ててくれる。行動には移せていないがキャンプが好き、興味がある、といった層に刺さる内容になっていると言えるのではないだろうか。
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