“神ジューデン”スマホ『Xiaomi 12T Pro』は本当に19分で充電できる? 実際に速度を計測してみた

“神ジューデン”スマホ『Xiaomi 12T Pro』の実力検証

 それでは2億画素カメラの使い勝手はどうだろうか?未知の領域のカメラだけに画質は気になるところだろう。Xiaomi 12T Proのカメラを起動し「もっと見る」のモードからウルトラHDモードを選択し、画面に表示される200MPをタップすると2億画素で撮影することができる。

日本初の2億画素カメラの実力は?

 2億画素での撮影はシャッターのレスポンスがコンマ数秒遅れるように感じるものの、気になるほどではない。街中でのスナップ撮影も手軽にできるので、普段使いは十分できそうだ。なお以下の作例写真はすべてリサイズ、縮小している。

2億画素で撮影した写真

 2億画素で適当なスナップ写真を撮影してみた。次にこの写真の中央にある池の中に立つ岩の部分だけを切り取ってみよう。全体からみると小さく写っている岩も、2億画素で撮影して切り取ってみるとしっかり撮影されていることがわかる。つまり2億画素で撮影しておけば、あとから写真の一部分を切り取っても十分使うことができるのだ。望遠カメラが無くとも画像の切り抜きで望遠と同じ効果が得られるわけだ。

2億画素の写真の池の中に見える岩だけを切り取った。画質は十分だ

 これなら普段の写真撮影はすべて2億画素で撮ればいいかもしれない。だが2億画素には大きなデメリットがある。それは画像のファイルサイズが巨大になるのだ。Xiaomi 12T Proで標準撮影した写真は約1200万画素となり、サイズは5MB程度。一方2億画素で撮ると50MB程度と、サイズが10倍になる。そのため2億画素で撮りまくっていると内蔵のストレージ(SIMフリーモデルは128GB、ソフトバンクモデルは256GB)をどんどん消費してしまう。普段の撮影は標準モードとして、旅行に行った時は2億画素で撮る、なんて使い分けがいいだろう。

夜景も2億画素で撮れる

 その他のモードでの撮影も行ってみた。深度測定カメラを搭載していないものの、ポートレートモードの撮影ではAIを使ったボケはいい感じに決まってくれる。またマクロ撮影をすれば草木や食事の撮影も楽しくなるだろう。充電時間を気にする必要も無く、カメラも高性能なXiaomi 12T Proは、これから2-3年使い続けたい人にも最適なスマートフォンと言えそうだ。

ボケ無し(左)とボケ最大(右)
標準カメラ(左)とマクロカメラ(右)。マクロなら数センチまで近寄れる

 

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