シャオミのゲーミングスマホ『POCO F4 GT』で『原神』はどこまで動く? iPhone 12とも比較

シャオミのゲーミングスマホ『POCO F4 GT』で『原神』はどこまで動く? iPhone 12とも比較

 中国の家電メーカーXiaomi(シャオミ)は、スマートフォンやスマートウォッチ、イヤホンに体組成計など、総合的な家電メーカーとして知られている。日本ではスマホやスマートウォッチが有名だが、いずれもコスパの面では他の追随を許さないほどだ。

 そんなシャオミの新たなスマホブランド「POCO」が、2022年6月に日本に上陸。シリーズ第一弾として、同月にフラッグシップスマホ『POCO F4 GT』を発売した。「POCO」はギーク向けを狙ったブランドであり、『POCO F4 GT』もゲーミングスマホとして位置づけられている。モデル名のGTにその由来が見て取れるだろう。

 今回は、実際にゲームをプレイしながら『POCO F4 GT』の性能を見ていきたい。筆者の所有している『iPhone 12 Pro』との性能比較についても触れていこう。

ギークが好むエッセンスを詰め込んだデザイン

 本体のデザインはかなり未来的。メタリックな質感のなかに、先鋭的なモチーフがあしらわれている。こちらの本体カラーはナイトシルバーとなっているが、この他にステルスブラックとサイバーイエローがある。サイバーイエローは、映画『トランスフォーマー』のバンブルビーのようにも見えて可愛らしい。

 カメラレンズの周辺には「Xファクター」と呼ばれるRGBゲーミングライトが搭載されている。七色ライトといえばゲーミングアイテムの定番だが、そちらの要素も抜かりなし。

 CPUはハイエンド向けのSnapdragon 8 Gen 1、GPUにはAdreno 730を採用。高い負荷がかかるスマホゲームにおいては冷却性能が重要になってくるが、「LiquidCool テクノロジー 3.0」と呼ばれる多層冷却ソリューションにより、熱を効率的に逃がすとのこと。バッテリーは大容量の4,700mAhを搭載し、最大120Wの急速充電が可能。

 ディスプレイのサイズは6.67インチ。有機ELで、リフレッシュレートはハイエンドスマホではおなじみの120Hz。手触りもなめらかで、ゲーム時だけでなくブラウジングにおいても快適だ。タッチサンプリングレートは現状では最高値となる最大480Hzとなっており、高感度が要求されるプレイングにも対応する。非常に手触りの良いスマホだ。

 嬉しいのが、L字の充電ケーブルを同梱している点。充電しながらゲームをプレイする場合、充電端子がL字になっているとケーブルが手に干渉せずプレイがしやすい。120Wのアダプターはさすがに大きいが、無理に使う必要はないだろう。

 特にゲーミングスマホらしいギミックが、このマグネット式ポップアップトリガーだ。本体側面の両端にはスライドボタンが配置されており、これをスライドさせると……。

 なんと、物理ボタンが飛び出してくる! この物理ボタンにはちゃんとクリック感があり、ゲームパッドのLRボタンのような感覚で扱える。このボタンは後述の仮想ボタンを割り当てることが可能で、横持ちでのアクションゲームにおいては大いに活躍してくれる。なんとも面白いギミックだ。

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