宇宙弁を使いこなす「にじさんじのマイクラ女王」桜凛月の魅力
現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一つであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。
メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ1年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加している。
デビューから順を追うように紹介してきた本連載。元1期生、元2期生、元ゲーマーズ組の次は2期にわたる元SEEDs組。SEEDs2期生は複数回に渡ってデビューが分かれているなかで、ここ数週は第1弾として発表された面々を中心に取り上げてきた。
そんなSEEDs組2期生の第2弾組として、ここでは桜凛月(さくら りつき)について書いていこうと思う。
【SEEDs 7名追加デビュー!!】
にじさんじSEEDsは、7名の新しいメンバーをSEEDs2期生(第2弾)として迎え、本日より活動開始致します!
詳しくはこちら!
→https://t.co/qiYM4PYn25 pic.twitter.com/t0bckMWXHP— にじさんじSEEDs🍀 (@Nijisanji_Seeds) August 31, 2018
初めまして皆さん🌸こんりつき〜ん🌙
初ツイートだーーーーー💣
これからい〜っぱい楽しんでいくぞーーー‼️動画も出すからたのしみにしててね〜🌸
これからよろしくお願いしま〜す❗️
— 桜 凛月🌸 SAKURA RITSUKI (@SAKURA_RITSUKI) August 31, 2018
「桜第一惑星から自分探しのためにやってきた桜の妖精のプリンセス」である彼女。デビュー当時からメインビジュアルは変更されているが、薄紫色の長髪と二つに結った髪型、黒を基調とした着物には桜があしらわれ、清楚さ・上品さ・可憐さがうかがえる。
実際、彼女の配信を見てみると、ソフトで明るい声質と「宇宙弁」が絡んだ訛り気味な喋りがトレードマークとなり、雑談配信などではコメントしてくれるリスナーと対話するスタンスでファンを魅了している。
とはいえ、いちどゲーム配信をみてみれば、ビジュアルから連想される「大人しそう」「奥手な性格かも?」という印象は一気になくなるだろう。
2022年10月16日、フレン・E・ルスタリオと不破湊の2名の呼びかけで開催された『にじさんじスプラ祭り』を筆頭に、2022年だけでも『KZHCUP in PUBG』『にじさんじ麻雀杯』『マリオカートにじさんじ杯』など、これまでのにじさんじ内のさまざまな企画に多く参加してきた。彼女が主導する『Minecraft』の企画もここに入るであろう。
こうしてみれば、大人数が絡むような大型企画に協力を惜しまない桜凛月という女性が見えてくるはずだ。彼女の配信はつねに明るく快活、ふとしたときにダジャレを飛ばしてリスナーから呆れられるコメントが届くなど、アクティブなスタンスが彼女の魅力でもある。
ちなみに「にじさんじライバーの良い声でダジャレが聞きたい」というなんともエゴの出た理由で『にじさんじD-1グランプリ』を企画・配信まで至っている。これだけでも、意外なほどに我の強さ・アクティブさをうかがい知れるかもしれない。
桜凛月がよくプレイするゲームといえば『Minecraft』を思い浮かべるファンがいるだろうが、『Apex Legends』『PUBG』『スプラトゥーン』といったFPS〜シューティングゲームをプレイすることも少なくない。
特に『PUBG』『スプラトゥーン』はデビューした最初期によくプレイしていたタイトルであり、デビュー当時からサバイバルゲーム/シューティングゲームの立ち回りには慣れている彼女。
先述した『にじさんじスプラ祭り』ではリーダー役となり、卯月コウ、エリー・コニファー、えるらとともに「コウ一点」を結成。全員と配信上で絡むのがほぼ初対面のなか、卯月から指示役・リーダーという意味で「大佐」と呼ばれ始めたのを皮切りに、雑談上手なメンバーとともに和気あいあいとしたムードが生まれ、対戦中は指示役としてチームを牽引。
大会中に卯月が魔界ノりりむと相打ちしたのを見てテンションがあがってしまうなど、ほのぼのとした一面とアクティブな一面を見せる「桜凛月」らしさが詰まった配信を届けてくれた。