保育士兼業ライバー・えみりんモンローが語る「歌で勇気を伝えるということ」

えみりんモンローが語る「歌で勇気を伝えるということ」

 ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」で、「えみりんモンロー」(以下、えみりん)が見事インタビュー権を獲得した。沖縄在住で保育士との兼業ライバーでもある彼女は、沖縄人らしいおおらかな人間性がファンからも評価されている。だが取材を進めていくと、彼女の過去に人と違った経験も見えてきた。常にナチュラルで、屈託のない笑顔が魅力のえみりん。ある病気を抱えながら、いま「人々に感動を与えたい」と語る彼女の見据える未来とは――。(ミクニシオリ)

――えみりんさんは、「Pococha」を通して音楽活動を始められたそうですね。

えみりんモンロー

えみりん:ライブ配信以外での音楽活動は経験がなく、もともと歌うのは好きだったけど、歌を仕事にできるとは思っていませんでした。ライブ配信で歌い始めたのも本当にたまたまだったんです。友人に勧められてなんとなく始めた「Pococha」で、リスナーさんからのリクエストもあって歌い始めたのですが、いつの間にか、ライブ配信で歌うことが楽しくなっている自分がいました。

――活動歴半年とのことですが、どんな活動をされているのでしょうか。

えみりん:いわゆる、ライブ配信の「歌枠」で、アーティストさんの曲をものまねも取り入れつつカバーしています。よく歌うのはHYさんやMINMIさん、クリス・ハートさんなど。リスナーさんからのリクエスト制なので、盛り上がる曲を歌うことが多いです。配信時間は、早朝帯4時〜7時と夜帯19時〜22時です。

――現在保育士としても働かれているそうですが、すごいタイムスケジュールですね。

えみりん:子どもは好きだから保育士は辞めたくないという思いはありつつも、配信がどんどん楽しくなってきてしまって……。いまとなっては寝る間も惜しんで配信しているような状況ですね。ただ不思議とつらくはなくて。どちらも好きでやっていることだからなのかもしれません。

 でも、今回のイベント入賞を機に、保育士の仕事はいったんお休みしようと思っているんです。人生の半ばで急に始めたライブ配信と音楽活動だったけど、いまは後悔がないように、その活動に向き合いたいと思っています。これまで安定志向で、資格のある仕事ばかり選んできた自分にとって、大きな第一歩ですね。

――好きだった仕事から離れてでも、ライブ配信で得たいものがあるのでしょうか。

えみりん:やっぱり、自分を応援してくれている人がいるという事実は大きいかもしれません。眠くても疲れていても、ライブ配信を始めるのを待ってくれている人、私の歌で涙を見せてくれる人がいることを思うと、気づいた時にはスタートボタンを押しています。

 好きだった仕事から離れることは本当に悩みましたし、離れて暮らす両親にも、心配された時もありました。ライバーの報酬だけで生活していくことはどうなのかと言われたことも。でもそんな両親を説得するくらいには、いまの活動をがんばりたい気持ちが強いですね。

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