葛葉も注目する「音割れASMR」が話題のYouTuber・ダンダス バズを生み出した戦略や短尺動画にかける想い

「音割れASMR」はどうやって生まれた?

――これまでの話をお聞きしていると、ダンダスさんはそのような物語性を排除しているというか、面白いことに極振りしているようにも見えます。人気が出ることも予想しつつ、そうしたストーリーを共有するようなスタイルで活動していない理由とは?

ダンダス:否定するわけではなく、僕はそういう「頑張り」を共有するスタイルが苦手なんです。、言葉に出さずにできることをやって成果を残すタイプだったので、だからあんまりファンの方々と一緒に、みたいな活動はしないで来たんです。

――今後の目標はありますか?

ダンダス:YouTubeでは、チャンネル登録者数100万人にいきたいです! あとは、コムドットさんがやるような、「マクドナルド1万円分買ってみた」みたいな企画をやって数字が取れるようなYouTuberになってみたいです。トークで楽しく魅せるようなYouTuberは羨ましいですね。

ーーでも多分、今の芸風で行けば行くほどそこから遠ざかって行きますよね(笑)。

ダンダス:確かにそうですね。でも止まれないので(笑)。憧れるなぁ、と思いながら自分のスタイルを続けています。でも本当の理想は、2~3分の短い動画をどんどん上げていくというスタイルなんですよ。それが一番好きです。長い動画をずっと見るよりも、短い動画を10本見たほうが好きで、そのスタイルは憧れです。

――自分が面白いと思うものを追求していく。

ダンダス:そうです。動画投稿は楽しみたいので。楽しくなくなったらすぐやめる予定なんですけど、それまでは楽しいと思えることをずっとしたい。そうしたら、数に囚われなくなって、結果が勝手についてくる。

ーーちなみにダンダスさん、最初のころはゲーム実況をやっていましたよね。

ダンダス:そうなんですよ! 最初はゲーム実況で有名になりたいと思っていたんです。『バイオハザード』や『マリオカート』『The Last of Us』とか、有名なゲームをしていたんですけど、勝てないなと思いました。どうやっても勝てない。どれだけトークが面白くても有名になるまで時間も労力もかかるので、これは無理だと思って途中で止めました。

――逆に、いまのタイミングでやってみたら面白いかもしれないですね。

ダンダス:そうですね! だから、セカンドチャンネルでやろうかなと。

――音割れゲーム実況もぜひ。

ダンダス:いま研究中なんですけど、生配信で音を割る方法を探っています(笑)

――絶対面白いと思います! あと、マイクが壊れるでしょうね(笑)

ダンダス:たぶん、いろいろなものが壊れます(笑)

ーーあとは、先程少し触れていたような「トーク中心の動画」を作っていく予定はあるのでしょうか。

ダンダス:トークは上手になりたいですけど、おしゃべりがすごく下手なんですよ。

――いやいや、ダンダスさんのお話をお聞きしていて、とても楽しいですよ。

ダンダス:なにか1つの話題を、起承転結を意識してしっかり伝えれば楽しい動画になると思うんですけど、僕の場合、突発的に頭の中で出てきたことをぼんぼん言っちゃうので、結局順序がめちゃくちゃになるんですよね。それをなくしたいと思っているんですけど、難しいですね。

――トークコンテンツの魅力とか、それへの憧れがあるのですね。

ダンダス:あります。マックを食べる企画とか、正直うらやましいです(笑)。

――マックを食べているところも「音割れASMR」にしちゃえば良いのでは?

ダンダス:たしかに、言われてみれば!

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