英YouTube、 1/5サイズの「PS5」を製作 小型化に成功した理由とは?
ソニーのPlayStation 5(以下、PS5)はたくさんの遊び方を実現する分、ゲーム機自体が巨大だ。先日、人気のYouTubeチャンネル「DIY Perks」で知られるマット・パークスが、かなりの時間と労力を費やして、約10センチあったサイズを約2センチにした「PS5 スリム」を作成した。
PS5は、調理中のスロークッカーと同程度の180ワットの電力を消費する。ゲーム機の厚みのほとんどは、冷却装置と電源からきている。パークスはゲーム機を薄くするために、冷却装置と電源を長い外付けユニットに移した。これにより、テレビ台の上にはるかに魅力的に置くことができるようになった。
ソニーは、過去のPlayStationのいくつかのモデルで消費電力を下げてスリム版を作ったが、DIYでこれを再現するのは難易度が高い。代わりにパークスは、PS2やPS Oneのスリム版のように、外部電源を作るという方法を取った。PS5の既存の厚みのある冷却装置に代わるカスタムの水冷システムは、CPU上に水を流すために銅板を使用している。
最初の試みでは、外付け電源と冷却ユニットが、PS5を効果的に冷却するための空気の流れを阻害し、ユニットが倒れてPS5のマザーボードを焼くという災難に見舞われた。その後、マザーボードを交換したところ、「PS5 スリム」は正常に起動し、期待通りに最新ゲームをプレイできた。
巨大な電源と冷却ユニットを外付けしていることで、今回のDIYをチートと呼ぶ人もいる。しかし、動画はゲーム機の内部を見せてくれ、コンソール改造の試行錯誤を30分で体験できる魅力的な内容になっている。銅製のウォーターブロックは、ジグソーや家庭用のオーブンといった馴染みの道具を使って作られており、シンプルさが印象的だ。「PS5 スリム」が欲しい方は参考にしてみて欲しい。
(画像=YouTubeより)
〈Source〉
https://www.theverge.com/2022/6/21/23176565/playstation-5-slim-youtube-diy-console
https://youtu.be/he6xyl_MHXY