インスタグラムは“オリジナリティ”を優遇? 今後伸びにくくなるアカウントの特徴とは 

インスタで今後伸びにくくなるアカウントの特徴とは 

 2021年、インターネットの広告費が新聞、雑誌、ラジオ、テレビの4媒体合計を上回る額に達した。なかでもSNSや動画共有プラットホームなどソーシャル広告の占める割合は前年比で大きな伸びを見せている。ソーシャル・メディアがビジネスの場として注目される中で、ソーシャル・メディア自体もまた進化を続ける。Meta社(元Facebook社)が親会社となり提供するサービスInstagram(インスタグラム)にも新たなアルゴリズムが導入された。アップデートについては、4月21日にInstagram事業部の責任者アダム・モッセーリが自身のアカウントに投稿している。

 
 
 
 
 
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 Instagramでは、膨大な数の投稿の中から、“ユーザーがより気になっている投稿”と“新たに関心を持てそうな投稿”を優先的に表示されるようになっているが、フィード、発見タブ、リールでそれぞれの役割は違い、役割に合わせて個別のアルゴリズムが使用されている。このアルゴリズムの変更により、Instagramで数値を伸ばしフォロワーを獲得する方法は日々変化している。

 過去を振り返ると、InstagramがAppStoreに登場したのは2010年のことになる。そこから4年後の2014年には日本語版をリリース。当初のユーザーの多くは現実の交友関係で繋がり、美しく洗練された写真を投稿することが一定の評価に繋がっていた。やがてハッシュタグの浸透と共に、これを駆使して元々の交友関係の外にまで広くフォロワーを増やそうとする動きが見られるようになる。その後、インスタメディアと呼ばれる媒体化したアカウントが登場し、そのアカウントに個人のユーザーの投稿が転載されることで知名度を上げられるという流れも生まれた。

 元々、情報が一元化されておりフォロワーが集まりやすいメディアやまとめアカウントに転載されることは、その写真にアカウント名がタグ付けされることで個人のアカウントへのユーザーの流入がはかれるメリットがあった。一方で、同一の写真が同時期に投稿された場合において、個人のアカウントのオリジナルの投稿はハッシュタグや発見タブで競り負けてしまうという現象も。

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