中国の若者に「代替肉」が人気のわけ スターバックスやKFCでも販売
2021年9月、前述のレストラン『緑客門』は、上海市内のトレンドスポット・「前灘太古里(QianTan TaiGuLi )」と「瑞虹天地・太陽宮」にたて続けにオープン。いずれも人気の大型ショッピングモールで、「緑客門」はこれで、上海市内で3店舗をかまえた。中国市場のスピード感からすると、この店舗数の伸びはやや遅い印象も受けるが、コロナ禍期間を生き残り、飲食の激戦区と評される上海エリアで着実に店舗数を増やしてきたところに、ますます代替肉市場の可能性を感じる。
これまで、代替肉が気になっていたけれど、なかなか気軽に食べられるところがなかったという人も、いまは気軽にいつでも食べることができる。こうした環境の変化も植物由来の代替肉メニューの定着を後押ししていると思われる。
ところで代替肉の味はどうか?というと、その食感は「お肉のようであり、でもちょっとお肉と違う味」。評価は人それぞれだと思うが、将来、私たちの食卓に代替肉を使った料理が普通に並ぶ日もそう遠くないかもしれない。
(画像=フライメディア)