『Apex Legends』新シーズン「デファイアンス」にみられた試行錯誤 開発者とユーザーの幸福な関係性は続くのか?

『Apex Legends』新シーズンの試行錯誤

 このように、様々な考察を生み出す壮大な物語のさらなる拡大と、間口を広げる新モードの導入によって群雄割拠のライブサービス型ゲームの中で生き残りを図る『Apex Legends』だが、先日開催された「3周年アニバーサリーコレクションイベント」は、同作における本当の原動力が一体何なのかを印象付ける出来事でもあった。イベント参加者へのプレゼントとして用意されたのは、『Apex Legends』の盛り上がりを支えてきた世界中のストリーマーやクリエイターが手掛けた装飾アイテムの数々であり、これまでSNS上にファンアートを投稿してきた人々の作品が実際のゲーム内アイテムとなってプレイヤー達に提供されたのである。つまり、二次創作が公式となったのだ。

 

 ローンチ当初から、RedditやTwitter上で直接開発者とプレイヤーがやり取りしたり、公式のSNS上でストリーマーやクリエイターをピックアップするなど、かねてよりコミュニティとの関わりが強い本作であったが、ここまではっきりとコミュニティへの愛を打ち出した場面はこれまでなかったかもしれない。コミュニティ側からもこのサプライズに感激する声が数多く寄せられている。

 この、開発者とコミュニティの深い繋がり、そして双方の『Apex Legends』に対する特別な感情こそが、本作がここまで支持されるタイトルへと成長させる強い原動力となっている。まだまだ課題は山積みだが、少しでも長く、この幸福な関係性が続くことを願うばかりだ。

エーペックスレジェンズ | Stories from the Outlands – 「確かな信頼」

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