『Apex Legends』新シーズン「デファイアンス」海外の反応は? 高評価の一方、タップストレイフに賛否集まる
Electronic Arts(EA)は2月9日、人気タイトル『Apex Legends』のシーズン12「デファイアンス」をリリースした。Apex Legendsは1年を3カ月ごとに区切り、1期ごとに大型パッチを実装するシーズン制をとっている。12番目のシーズンとなる「デファイアンス」は、同ゲームのリリース3周年と重なることもあり、多くの新要素や調整が盛り込まれた内容となっている。 今回は新ルールの「コントロール」、新レジェンドの「マッドマギー」、そして賛否両論が続く「タップストレイフ」について海外の反応を見ていこうと思う。
はちゃめちゃなバトルが楽しめる「コントロール」は好評
「デファイアンス」の目玉のひとつが、期間限定モード「コントロール」だ。最大3名のチームで対戦する通常のバトルロイヤルモードと異なり、9名まで同じチームで遊べるという、Apex Legends初の大型対戦モードだ。本モードでは9名づつの2チームがマップ上に3箇所点在する拠点を奪い合う。各拠点を制圧中、1秒毎にポイントがチームに加算され、1250ポイントを先に取得したチームの勝利となる。このルールの最大の特徴は、通常のモードと違い、無限にリスポーンが可能な点だ。
海外メディア「Game Rant」は「『コントロール』モードを常設にするべき7つの理由」と題した記事を掲載し、このモードを絶賛している。特に、「すぐに拠点に移動して戦闘を楽しめるよう調整された専用マップ」「大人数で協力することで、レジェンド同士の組み合わせに多様性が生まれ、新たなシナジーの発見に期待ができる」といった、コントロールならではの要素が評価された。
そのほかにも、無限にリスポーンが可能で、弾薬や回復アイテムを無限に使用できるというルールの特性上、ほぼ常時戦闘状態になることから、実践的なエイム練習ができる点にも触れている。
ほかにも「GameSpot」は「『コントロール』ははちゃめちゃで面白い!常設化すべき」と題した記事を掲載するなど、海外メディアの評判は上々だ。
EAは過去にも期間限定で登場させた要素を、プレイヤーからの評判を聞いて常設化したことがあり、現在では当たり前となっている「進化シールド」はその代表例である。プレイヤーからの評判が高ければ、今後「コントロール」モードがいつでも楽しめるようになる可能性はありそうだ。
新レジェンド「マッドマギー」は攻撃的な性能、真価はまだ未知数か
新レジェンドとして登場した「マッドマギー」についても注目が集まる。彼女は攻撃に特化したレジェンドで、ダメージを与えた敵を一時的にハイライトし、ショットガン装備時の移動速度が速くなるアビリティ「ウォーロードの怒り」を備えている。 また、遮蔽物を貫通するドリルを撃ち、壁の反対側にいる敵にダメージを与える「ライオットドリル」や、スピードブーストパッドを放ち、敵の近くで爆発するボールを投げる「レッカーボール」といったアビリティも持っており、どんどん敵に攻め込んでいきたいプレイヤーにぴったりの能力となっている。
海外のeSportsプロチームTSM FTX所属プロ「ImperialHal」は、実装日に配信でマッドマギーをプレイし、「遮蔽物に隠れてる敵にもダメージを入れられるのはいいね。かなり強い」と語っている。しかし一方で、競技シーンにおいては「他のレジェンドを押しのけてまで構成に組み込むかまではまだわからない」と評している。