【東海オンエア・コンビ分析】第八回 りょう&ゆめまる “優しい強さ”の主成分を担う2人
もともと、てつやとりょうとゆめまるは、同じ高校の陸上部で一緒に汗を流した仲。全国大会常連の強豪校だったことから、その練習の厳しさは度々動画内でも語られている。8月31日にアップされた動画「【勝ったらスネ夫】前の人より凄い物で自慢し返せ!限界自慢対決!!!!!」では、りょうとゆめまるが陸上で華々しい成績をおさめてきた経歴が多くの賞状と共に披露されているのが記憶に新しい。
大変なことを自ら引き受け乗り越えることで、大きな達成感を得ることができる。そんな鍛錬を繰り返してきた彼らにとって、東海オンエアという舞台はずっと厳しくも楽しい部活を続けているような感覚なのではないか。
りょうとゆめまるの2人で出かけた動画「【46道府県旅行の旅!大分編】〜別府&湯布院!!秘湯探しに食べ歩き!!!〜」でも、「ビール」という文字を見かけたら必ず飲む、というゆめまるが自分で決めたルールを律儀に守り、自ら苦しめられるという場面も。その展開を予想していたのか、りょうが旅館を手配しておく展開も、彼ららしさが感じられる1シーンだ。
やると決めたら結果を出すまでやりきる真面目さと、仲間の頑張りをしっかり見届ける愛情深さ。そんな共通点を持つ2人が、ときどきハメを外す場面もまた東海オンエアの大きな見どころになる。特に動画「ドラマ撮影中、ワンカット毎にお酒一杯飲んだらどうなっちゃうの!?」では、彼らのタガが完全に外れた姿が拝めるので、ぜひチェックしてほしい。
ヒロイン役にも関わらず撮影中にどこかに行ってしまう自由っぷりを見せるゆめまるに、敵役としててつやと戦闘するはずが「お前はすごい男だ」と急に熱いハグを見せたりょう。いつも冷静で控えめなイメージを覆す、爆発的に自分を開放していく振れ幅に笑わずにはいられない。
東海オンエアは過激に見える企画が多いイメージがありながらもチャンネル登録者数600万人を超える多くの人に愛されるのは、ただ大変なだけではなく根底の部分に優しい強さが感じられるから。そして、その主成分を担っているのが、きっとりょうとゆめまるの存在感なのではないだろうか。