『わたママ』最終話ーー17歳の女子高生ママが送る“母への感謝”……「妊娠したことを言いたかったけど、怖かった」

『わたママ』最終話レビュー

 ABEMAの恋愛番組『今日、好きになりました。』で、運命的な出会いを果たしたまやと前田俊(以下、しゅん)。『わたママ』は、そんな2人が“家族”になっていく様子を描いてきた。

 最終話となるEpisode5のテーマは、「伝えたい感謝、16才でママになって知ったこと」。ひとり娘のママとして日々奮闘しているまやが、母との2人旅で、“ママの娘”としての時を過ごした。

 親子2人旅は、まやの母の運転でスタート。実は、車内というのは2人にとって大切な場所だったという。結婚前から芸能活動で多忙だったまやにとって、母と話す時間のほとんどが、送り迎えをしてもらう時の車のなか。母も、「その時間がなくなったら、親子の時間がなくなっちゃうと思って、迎えに行く!って言って迎えに行ってた」と振り返る。

 妊娠を知らせたのも、新大阪駅からの帰り道だった。まやは、「(妊娠したことを)言いたかったけど、怖かったよ。パパよりママの方が怒られると思ってた……」と今だから言える気持ちを吐露する。母も、「怒ってはないけど……怒ったところでどうしようもないから」と思い返しながら、「まやちゃんは本当に恵まれているというか、幸せ者やな」と娘に声をかけた。

 そして目的地の海に到着すると、まやから母へのサプライズが。日頃の感謝の気持ちを、手紙にしたためてきたという。

「出産を経験した時も、一番に思えたのがママの凄さと偉大さだった。まやは将来、頑張り屋さんで強くて優しいママみたいなママになりたいです。まやも一人のママになったけど、これからもずっと変わらずママはまやの可愛いママでいてね」

 まやが感謝を伝えたのは、「自分の子どもができたとしても、まやのママはママだけ。ずっとお世話になってるママという存在は忘れないように」という想いから。

 心のこもった娘からのメッセージに、「いつでも可愛い娘だからね。まやちゃんがママの子どもでよかった。幸せ!」と笑顔を見せる母。そんな風にまっすぐ愛を伝えてくれる母の存在があったからこそ、まやは力強く歩んでこられたのかもしれない。

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