現役女子高生ママ・重川茉弥が妊娠・出産を経て伝えたかったこと 「出産を決めたあとの批判は辛かった」

重川茉弥が妊娠・出産を経て伝えたかったこと

 7月20日より、ABEMA(アベマ)で放送中のドキュメンタリー番組『普通の女子高生だったはずの私が、16才でママになって知ったことは、』(以下、『わたママ』)で密着されている重川茉弥(以下、まや)。

 15歳で妊娠発覚、16歳で結婚・出産を経験した現役女子高生ママがいま、想うこととは--。夫・前田俊(以下、しゅん)とのエピソードや、最愛の娘の子育てについてなど、17歳の彼女の素顔に迫った。(編集部)

--妊娠や出産の経験を、ドキュメンタリーを通して世間に伝えようと決意したのはなぜですか。

まや:番組のオファーが来たときは驚きましたが、妊娠を公表してから若いという理由で、「育てられるのか?」など、色々な厳しい意見がありました。だから、ちゃんと育児している様子をみんなに知って欲しい。楽しく育児できてるよ、という日常を撮っていただきたいなと思ったんです。

--妊娠発覚から出産にいたるまで、さまざまなことがあったと思いますが、一番辛かったことは?

まや:物理的にいうと、出産が大変だったというのが一番です。気持ち的には、出産までにたくさん悩んだり、出産を決めたあとのSNSでの意見であったりとか。そういうことですかね。

--番組内でも、当時はSNSの厳しいコメントなどを思わずチェックしてしまっていたと話していましたね。その“気持ち的な辛さ”は、どうやって乗り越えていったのでしょうか。

まや:それは、やっぱり旦那さんが支えてくれたことです。あまりSNSを見せないようにしてくれたり。日常的に支えてくれたことで乗り越えられたかなと思います。

--しゅんさんは、普段からそういったフォローをしてくれるんですか?

まや:はい。すごく気遣いができる人で。

--それは、『今日、好きになりました。』ハワイ編(以下、『今日好き』)の頃から?

まや:そうですね。でも、付き合っている時より今の方が好きです。良いところが増えたなと思います。毎日、すごく優しくしてくれて。

--『わたママ』を見ていても、お母さんになる前とその後では、顔つきがちがうような気がしました。まやさんのなかで、母親になったことで一番成長したと思う点はどんなことでしょうか?

まや:自分の子どもができたということで、自分が子どもでいちゃいけない、自分はもう子どもじゃないから、ちょっと落ち着こうとか。考え方も大人になっていかなきゃいけないなとは常に思っています。

--具体的に実践してみたことはありますか?

まや:うーん。私が元々わがままなところもあって、しゅん君にとっては「子どもが2人いる」みたいな感覚だったんだと思います。だけど、本当に自分が変わらなきゃいけないなと感じた時があって。それからは、自然と思ったことはすぐに口に出さないとか、我慢をするとか、そういった行動が当たり前になっていきました。その変化は、前の自分からしたらすごく変わったんじゃないかな、と思います。

--そういう切り替えって、なかなか大変なことですよね。

まや:そうですね。これは怒るべきなのか、笑って済ませてあげるべきなのか……という自分のなかでの戦いがあるんですけど(笑)。でも、そういうところも苦じゃないというか。最近は当たり前にできてきているから、成長したかな?と思います。

--それは、やはりお子さんのことが頭に浮かぶからですか?

まや:はい。子どを産んだことで、自分が大人になっていかなきゃっていうのは一番にあるので、これからも成長していきたいなと思います。

--母親になった方たちのなかでは育児が大変で、子どもにかかりっきりになることも少なくないですが、まやさんはしゅんさんとも仲良しですよね。パートナーへの気持ちの配分はどのようにしているのでしょうか?

まや:妊娠や出産をきっかけに、子どもが優先になってしまって、情緒不安定な時もあり女の人の嫌な部分が見えたりすることがあると思います。でも、しゅん君はそういうことで態度が変わる人ではないですし、むしろ良くなってくれて。だから、私の彼に対する気持ちは変わらないままなんだと思います。もし、しゅん君が出産を経て態度が悪くなったりしていたら、こっちも不満がつのると思いますし……。お互いにいい意味で変化がないから、上手くいっているのかもしれないです。

--反対に、まだまだ子どもだなと自分自身で感じることはありますか?

まや:やっぱり、知識も全然足りないし……。届くじゃないですか?「封筒」が……。

--「封筒」?

まや:役所とか保健所とか……。やっぱり、子育てに関連する封筒がいっぱい届いて。そういう資料系が本当に苦手で。そこは、しゅん君に頼ってばかりです。一緒に勉強していったらいいよと言ってくれますけど、なかなか……(笑)。

--でも、そういうのもやってくれるしゅんさんの優しさを感じますね。

まや:本当に。しゅん君は、知識もあって頼りになります。

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