Twitterが有料サービスを連発する理由とは? 新機能「Super Follows」「チケット制スペース」のテスト運用スタート
矢継ぎ早にリリースされる有料サービス
Twitter社は、Super Followsやチケット制スペースのほかにも今年前半に課金や支払いが伴う有料サービスを矢継ぎ早にリリースしている。そうしたサービスを時系列にまとめると、以下のようになる。
今年1月末にTwitter社はニュースレター配信サービスRevueを買収して、同社の新規サービスとして提供開始した。同サービスを利用すれば、個人や小規模事業主であっても簡単に月額制のニュースレターを配信できる。同サービスを始める際にはTwitterからRevueの公式サイトに移動するのだが、この公式サイトは現状では日本語非対応だ。
5月上旬には、投げ銭機能「Tip Jar」がリリースされた(この機能の詳細は、こちらの記事を参照)。
6月3日にはオーストラリアとカナダを対象として、有料プラン「Twitter Blue」を提供開始した。月額料金を支払えば、ツイートの取り消し、ツイートを整理するブックマークフォルダ、UIのカスタマイズなどが実行できるようになる(下の画像参照)。
Twitter社は多数の有料サービスをリリースすることで収益構造を再構築しようとしているが、有料サービスがユーザに受け入れられるかはまだわからない。しかしながら、一部の有料サービスは新たな基本機能として定着するかも知れないだろう。
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi
画像出典:The Verge「Twitter is opening applications to test Ticketed Spaces and Super Follows」より
〈Source〉
https://www.theverge.com/2021/6/22/22545167/twitter-opens-super-follows-ticketed-spaces-new-feature-test-application-ios-android
https://www.theverge.com/2021/2/25/22301375/twitter-super-follows-communities-paid-followers
https://blog.twitter.com/en_us/topics/company/2021/introducing-twitter-blue
https://forbesjapan.com/articles/detail/39872