現役女子大生が最新の輸入車に試乗! ~実際に走って分かったリアルレビュー~

現役女子大生が最新の輸入車に試乗

 高級輸入車に試乗する機会を得た。訪れたのは『第44回 JAIA輸入車試乗会』。毎年、自動車の専門家達が集うこの場に現役女子大の筆者が訪れてみた。本稿では、おそらく学生の多くは乗ったことのない輸入車を試乗した率直な感想をお届けしたい。「ギアってどこ?」「このボタン何?」っ戸惑いながらも試乗を重ねるごとに、輸入車購入欲が高まっていく筆者のリアルな体験を『BeReal』で撮影した写真とともに振り返る。

未来のパートナーと乗りたい車NO.1

メルセデス・ベンツ『EQS 450+』。
メルセデス・ベンツ『EQS 450+』。

 筆者が「輸入車といえば」と思い浮かべる筆頭格がメルセデス・ベンツだ。試乗会ではじめに試乗したのは、メルセデス・ベンツ『EQS 450+』。念願だった輸入車に乗ってみると、驚きの連続だった。まず、全座席に搭載されたヒーターと、助手席・後部座席のマッサージ機能。まるで高級ホテルのラウンジのような快適空間だ。

タップ式の座席調整。

 座席の位置や高さはタッチ操作で調整可能で、筆者には新鮮な部分だった。動かしたい箇所をタップすると、座席がスムーズに動く。
後部座席でYouTubeも見られる。
後部座席でYouTubeも見られる。


 そして、ダッシュボードには大型タブレット型カーナビが搭載され、後部座席にも3台設置されている。一人一台あるタブレットでYouTubeやNetflixも視聴可能で、運転を誰かに任せてしまえば、車内はもはや“移動するシアタールーム”だ。
付属のヘッドフォンにテンションが上がる。
付属のヘッドフォンにテンションが上がる。

 付属のヘッドフォンにはメルセデス・ベンツのロゴマークもついていて、テンションが上がる。いつかこの車でパートナーと優雅なドライブを楽しみたい。

韓ドラ女優になった気分に 憧れのLAND ROVER

LAND ROVER『DISCOVERY SPORT DYNAMIC HSE P300e』。
LAND ROVER『DISCOVERY SPORT DYNAMIC HSE P300e』。


  実は筆者が運転免許を取得しようと思ったきっかけは韓国ドラマ。バリキャリの女性主人公が赤色のLAND ROVERでカーチェイスを繰り広げるシーンがかっこよかった。

 そして今回、憧れだったLAND ROVERの新モデル『DISCOVERY SPORT DYNAMIC HSE P300e』に試乗できた。しかも赤色! 

 座席を少し前に移動させるとき、座席右下のレバーを手探りで探すことなく、タップして前に押し出している自分の適応力には驚いた(笑)。

車内で撮影した『Be Real』。


 走行中の速度がフロントガラスに表示される機能もあるので、安全確認もしやすい。といっても、アクセルの踏み心地が非常に軽く、気づけば想像以上にスピードが出ていたなんてことも。


 天井はガラス張りで上空が見えるようになっており、車内がより広く感じた。まるで韓国ドラマの主人公になった気分で爽快なドライブを楽しんだ。

圧倒的な重厚感と安心感のある一台

フォルクスワーゲン『Tiguan eTSI Elegance』。
フォルクスワーゲン『Tiguan eTSI Elegance』。

 続いて乗車したのは、フォルクスワーゲンの『Tiguan eTSI Elegance』だ。メルセデス・ベンツの『EQS 450+』は静かに滑るように走ったが、こちらはガソリン車らしい力強いエンジン音があり、ドライブの楽しさを実感できる。

西湘バイパスを疾走。
西湘バイパスを疾走。

 普段は「MINI」に乗る筆者にとって、しっかりとしたハンドルの重みや厚み、アクセルの踏み応えは運転により安心感があった。
トラとトカゲが後部座席の窓についているなどの遊び心も。
トラとトカゲが後部座席の窓についているなどの遊び心も。

SNSに投稿したらみんなの食いつきが凄かったTesla

 最近『BeReal』が回数関係なく無制限に撮影できるようになった。(一部のユーザーにこの現象が起こっているらしい)

 筆者もその内の一人だったので、今回試乗した4台とともに撮影した『BeReal』も投稿したところ、最も反応が良かったのがTeslaの『Model 3 パフォーマンス』だった。

Teslaの『Model 3 パフォーマンス』と撮った『Be Real』。
Teslaの『Model 3 パフォーマンス』と撮った『Be Real』。

 「これ○○(筆者の名前)の!?」というコメントが続出。やはりTeslaの共同創業者であるイーロン・マスク氏の認知度は絶大で、学生からの注目度も高いようだ。

 乗車してまず驚いたのが、ハンドレバーが一切ないということ。初めは近未来的な作りに興奮していたが、これから運転方法が謎に包まれた車を運転しなくてはならないという不安が押し寄せてきた。

車内は近未来的な白を基調とした作りで、このまま宇宙に行けそうだ
車内は近未来的な白を基調とした作りで、このまま宇宙に行けそうだ

 どうやらこちらの車は、搭載されているタブレットの画面上でギア操作を行うようだ。ドライブは上にスライド、バックは下にスライド、パーキングはタップという操作になっている。

 ウインカーは、ハンドル中央付近についているボタンで操作する。行きたい方向の矢印を押せばよいのだが、当然ハンドルは運転中回るため、初めはどっちが右ウインカーか分からなくなり、自分の首をハンドルの正面に合わせて確認することも。

一緒に走行してくれるサンタクロース。

 
 ナビの画面上では走行中の道路と連動して車が走っているのだが、一緒に走ってくれる車を「そりに乗るサンタクロース」に変更することも出来てとっても可愛い。曲がるときに「シャンシャンシャン」とベルの音が流れるのが個人的にツボだった。

 簡単な操作であるが、慣れるまでに時間がかかりそうだ。だが、このようなスタイルが未来の車の標準操作方法になっていくのかもしれない。

 4台の最新輸入車を試乗して感じたのは、車種ごとに個性があり、単なる「移動手段」ではなくライフスタイルの一部として楽しめることだ。それぞれの輸入車の魅力を体験し、「いつか愛車にしたい」という思いが強まった。学生向けの試乗イベントが増えれば、より多くの若者が輸入車の魅力に気づく機会が増えそうだ。

 筆者の夢の愛車探しは、まだまだ続く。

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