Apple、梨のロゴを使用している会社を訴える ビックテック企業による“いじめ”と反発も

Apple、梨のロゴを使用している会社を訴える ビックテック企業による“いじめ”と反発も

 Appleの商標に類似したロゴをめぐり、波紋を呼んでいる。

 Appleと言えば、一口かじったようなりんごのロゴで有名であり、そのロゴはAppleにとっての象徴的存在にもなっている。今回Appleが問題視したのは、梨の形をしたロゴを起用しているprepear社だ。りんごと梨が対をなし得る関係だけに、消費者に誤解を与えかねないとしてprepear社を提訴している。

 prepear社とは料理レシピを紹介するアプリを運営するスタートアップである。Appleとは事業内容の観点において全く共通性がない。

 prepear社はというと、Appleの要求に対し引き下がる様子はない。それどころか、Appleに果敢に立ち向かう姿勢を貫いている。オンライン請願サイト「Change.org」では署名キャンペーンを展開しており、2020年8月15日現在、7万人を超える署名を獲得している。

 prepear社は5名のメンバーから成る小規模な会社である。今回の訴訟に伴い発生する法的コストは何千ドルにものぼり、スタッフをレイオフせざるを得なくなるほどの苦境に立たされている。Appleとの裁判を前に資金を調達すべく、署名キャンペーンを立ち上げるに至った。

 prepear社の設立者であるラッセル・モンソン氏いわく、Apple社はこれまでもフルーツ関連のロゴを起用した小企業を相手どり、商標をめぐる特許争いを仕掛けてきた。Appleに告発された企業の多くはAppleと裁判で戦うのに数万ドルの費用を出す余裕などなく、最終的にロゴを変更、または取り下げている。

 prepear社が資金調達を募ってまで訴訟にこだわる理由は、単に自社のロゴを守るためだけではない。モンソン氏はAppleがとるこのような行為に対し、ビッグテックによる零細企業への一種のいじめと捉えており、これまで金銭的理由により退いていった企業の無念の思いを晴らすためにも、ここで正々堂々と戦う意義があると説いている。(参照URL:https://www.change.org/p/apple-save-the-pear-from-apple-end-apple-s-aggressive-opposition-of-small-businesses-with-fruit-logos)。

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