Nintendo Switch 2は“小さなアップデート”版に? 3DS XLのようなハードになると噂が飛び交う
Nintendo Switchは根強い人気で、現在も需要に供給が追いついていないが、よりプレミアムなバージョンのNintendo Switch 2(Nintendo Switch Pro)なるコンソールが新たに開発されているという噂もある。
『Nintendo 3DS』を見れば『Nintendo Switch』の進化も分かる
『Cnet』は、Nintendo Switch 2が有用な追加機能を備えたNintendo 3DS XLのようになると考えており、Nintendo 3DSの発展の経過をたどると、Nintendo Switchがどのように進化するかも見えてくるとしている(参考:https://www.cnet.com/news/nintendo-switch-2-rumors-leaks-and-everything-we-want/)。
任天堂のテレビに接続するコンソールは、通常、発売後にあまり多くのアップデートが行われないが、ハンドヘルドのコンソールは、数年ごとに進化する傾向があるという。
Nintendo 3DSは2011年にリリースされ、大画面のNintendo 3DS XLが2012年に、そしてNintendo 2DSが2013年に、Nintendo 3DS XLが2014年、Nintendo 2DS XLが2017年に続いた。そのため、Nintendo Switchの新モデルがリリースされるのは、何ら不思議なことではないという。
小さなアップデートでも、多くのメリットが見込め、ハードウェアを微調整することで、新モデルに特別な価値を追加することは十分にありえる動きだし、プレイヤーが数年ごとに新バージョンに移行することは、不思議ではない。
同メディアは、Nintendo Switch 2の仕様にあったらいいものとして、XLバージョン(1080p)の大きいスクリーン、改良されたプロセッサー、簡単なドッキング、Bluetoothオーディオ、改善されたキックスタンド、Dパッドとアナログトリガーを備えたJoy-Con、多様なカラーバリエーション、などを挙げている。
『Nintendo Switch Lite』の次は上位モデル、あらゆる予算に対応
オリジナルのNintendo Switchをベースにして、クラフィックと処理能力が向上したハードウェアでアップグレードする可能性があるが、『TechRadar』は「他にも選択肢が考えられる」としている(参考:https://www.techradar.com/news/nintendo-switch-2)。
任天堂の古川俊太郎社長は、2020年中にNintendo Switchの新モデルを発売する予定はないと述べている。同氏は、Nintendo Switchが発売から4年目に入ったが、勢いが増しているとし、それには2つの要因があると考えている。
まず、異なる特性を持つ2つのハードウェア構成が存在すること。もう1つは、任天堂の開発リソースが単一のプラットフォーム、つまりNintendo Switchのコンテンツ開発に集中していることだ。今後、Nintendo Switchのライフサイクルを伸ばし、そのような利点を最大化したいと考えているという。最近では『あつまれ どうぶつの森』(あつ森)の大ヒットが、頭に浮かぶ。
株主総会で古川社長は、将来のコンソールでは、Nintendo Switchの独自の要素と経験を活用すると発表している。
『The Wall Street Journal』は、任天堂が現行のNintendo Switchを廃れさせるのではなく、中堅コンソールとして維持し、あらゆる予算に合致するように新たに2モデルの開発に取り組むことを示唆した。そのうちの1つは、予算重視のゲーマー向けのハンドヘルド専用で、Nintendo Switch Liteのリリースでそれが確認された。2019年には、バッテリーの持続時間が向上したNintendo Switchも発売されたが、その他の仕様に大きな変化はなかった。