『スマブラSP』新ファイター「ミェンミェン」、遠距離戦に強いクセのあるキャラクターの活かし方とは?
Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』に新規ファイターとして『ARMS』の「ミェンミェン」が参戦。6月30日にDLCの第6弾として配信された。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の発売当初、DLCによりキャラクター追加は全5体と発表されていた。しかし、5体目のキャラクター配信日に、急遽さらに6体のキャラクターを追加すると発表された。ミェンミェンはその6体のうちの一体目となる。
「ミェンミェン」とは
ミェンミェンは、任天堂が2017年6月16日に発売したNintendo Switch向けの対戦格闘ゲーム『ARMS』の操作キャラクターだ。『ARMS』では、両腕がバネのように伸縮するアームズ能力者たちが大会の頂点を狙い、戦っている。Nintendo Switchのコントローラーの特徴を活かした独自のゲーム性で、今なお多くのファンが遊んでいる作品だ。
そんな『ARMS』に登場する個性的なキャラクターの中で、ミェンミェンには有名なラーメン店「麺天飯食道」の看板娘で、店の宣伝のためにARMSグランプリに参戦しているという背景がある。そのためか、服装にはチャイナ服を想起させる意匠が採り入れられている。また、ミェンミェンは原作では両腕だけでなく足技も使って戦っていた。
遠距離攻撃に特化したかなりクセの強い性能
両腕が伸びるという原作の特徴を再現した結果、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』におけるミェンミェンはかなりピーキーな性能になったと言える。操作方法もこれまで実装されてきたキャラクターとは少し異なるため、その特徴を押さえておこう。
まず、ミェンミェンは他のファイターのように「Bボタン」が必殺技として設定されていない。『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、基本的に「Bボタン+スティック」で飛び道具や高威力の特殊な技を繰り出すことができる。しかし、ミェンミェンは「Aボタンで左腕」「Bボタンで右腕」を操るといった一風変わった操作方法となっている。それぞれの腕を時間差で動かすこともできるため、相手からすれば回避のタイミングを計りづらいのではないだろうか。そして、両腕がバネのように伸びる特性により、この時間差攻撃を飛び道具級のリーチから行えることが最大の強みだろう。
この特性を活かし、遠距離戦ではほぼ一方的に相手を屠ることができる。しかし、腕が上下に伸びにくいため、空中からの急襲には弱い。また、技の出も速くないため、接近戦に持ち込まれると、途端に性能を発揮できなくなるという特徴を持つ。上記のような理由により、重量級キャラクター相手には有利に戦える反面、スピーディーに動くキャラクターや、空中戦を得意とするキャラクターには不向きといえる。
なお、Bボタンが必殺技として設定されていないと述べたが、必殺技が存在しないわけではない。「Bボタン+↑」で復帰技を繰り出すことはできるし、「Bボタン+↓」で右腕の武器を変更することも可能だ。武器には、スタンダードな性能だがレーザーを発射できる「ドラゴン」、動きが速く牽制に向いている「ホットリング」、スピードやリーチに劣るが威力が強い「メガボルト」がある。それぞれの武器を状況によって使い分ける柔軟さも求められるだろう。
また、Aボタンには両腕を伸ばす技だけでなく、原作にもあったキックなどの技も設定されている。