「スマホゲーム」と「ソシャゲ」、2つの言葉の違いから考える“世界線の分岐”

 その出来事とは、法外な高額請求が届くなどで、アイテム課金こと“ガチャ”が社会問題となった事件である。2012年には、すでに「ガチャが景品表示法違反に該当する」と消費者庁が指摘していたが、これもソシャゲの数値が伸び始めたころと重なっている。

 その後、ソシャゲがスマホゲームを逆転することなく、双方の数値は一定の距離を保っている。モバイルにおけるコミュニケーションは字数が少ない方が便利であり、スマートフォンの略称がスマホであるように、ソーシャルゲームの略称がソシャゲであるのは理にかなっている。

 とはいえスマホゲームとソシャゲ、双方の字数の差によって生じている数値の開きを説明するのは難しい。メディアが使う言葉なのか、ユーザーが使う言葉なのか。ゲームの位置づけがデバイスなのか、サービスなのか。そこには同じゲームジャンルで世界線が分岐している状況がある。

 ただハッシュタグでも言えることだが、使われている言葉によって語られている内容が異なっていたりもする。また「ググる」ことなくSNS内の検索だけで終わるならば、体感的にソシャゲが同等か、それ以上の印象の人もいるだろう。だとするとスマホ単体でも強力な言葉に対し、ソシャゲは健闘していると言えそうだ。



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる