だから香取慎吾はいつでもカッコいい YouTubeで見せた“国民的アイドルのエンタメ”

 香取慎吾が、全力でふざけていてカッコいい。6月26日、YouTubeの公式チャンネルにて新コーナー「#しんごちゃんねる」動画をスタートさせると、黄色い帽子に半袖短パン姿の香取が登場した。その出で立ちに、かつて彼が『SMAP×SMAP』で見せてきた“Pちゃん“コントを思い出す人が続出した。

 2020年1月1日にYouTubeチャンネルを開設し、これまで20数本の動画をアップしてきた香取。その多くがソロアルバムのMVや楽曲について語り尽くすコメンタリーなど、いずれもアーティスティックな仕上がり。また近年、画家としての才能を開花させてきた香取だからこそできる、おうち時間を彩る塗り絵の創作風景も。ときにはHIKAKINとのコラボ動画で話題を呼んだが、その根底には香取慎吾×YouTubeならではの新たな表現を模索している印象だった。

 今後も洗練された動画が中心となって更新されていくのかと思いきや、ここにきてバラエティど真ん中な動画で驚かせてくれるというのが、彼のクレバーなところだろう。1発目の動画は、バラエティ系YouTuberなら一度は通るとも言える王道中の王道企画“ビリビリペン“だ。あまりにも有名だからこそ、“今からトップYouTuberを目指す少年“コントとしては最適なネタだ。

【しんごちゃんねる始動】ビリビリペンでしんごちん悶絶…!?【香取慎吾】

 コントというのは、多くの人が「わかる」「あるある」と思えるからこそ成り立つもの。香取がこの姿で登場した時点で、多くの視聴者に「あのコントに出てきた少年が、今この時代を生きていたら一度はYouTuberごっこをしていてもおかしくない」「むしろやりそう」という前提を共有することに成功している。その先は、「あるある」に収まらない予定不調和を展開があれば、自然と笑いにつながる。

 香取はさっそく白Tシャツに「絵を描くのを忘れた」と言い出し、急いでビリビリペンではないマジックペンを取りにカメラから外れる。すると、ボソッと「大変だなぁ。YouTuberって」とキャラとは異なる大人な声で呟いてみせる。さらに、白Tシャツを着たまま絵を描き出すと、胸元あたりにペンが走る感覚がくすぐったかったようで「Oh!」と思わぬ声が出てしまうのだ。

 また、いざビリビリペンを手にすると、「でも、もうこういうこととは……こういうことをしない新しい人生が始まったと。思っておりました、ご報告までに」と笑顔を保ったまま真剣に告げたり、どこからともなくスマホの着信音が鳴ると「オイ、誰だ? 本番中だぞ!」と真剣に怒るなど、少年から急に“大御所芸能人・香取慎吾“の顔が出てくるのも秀逸だ。「しんごちん(みんなの慎吾ちゃん)」と「香取慎吾(国民的アイドル)」という彼の持つキャラクターの幅があるからこそ成立するコントに笑ってしまう。

 ちなみに意を決してグッとペン先を押し込んだのに、全然ビリビリしないというハプニングを引き寄せるのも、さすがスター。予備のビリビリペンで再挑戦するも、今度はキャップを取るとペン先も取れてしまう予期せぬ展開に、やはり“持ってる“としか言いようがない。そして、待望のビリビリリアクションにも、やっぱり笑ってしまうのだ。

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