薄型キーボードとのセットで実現するPC不要モバイルオフィス これから実現する三つ折りスマホの活用法

3つ折りスマホを実践的に使ってみた

 サムスンが2025年12月に発売した『Galaxy Z TriFold』は世界でも珍しい3つ折りタイプのスマートフォンだ。日本では未発売で、東京と大阪のGalaxyショールームで展示されているだけである。2つ折りスマートフォンですらまだ持っている人が少ない中、3つ折りスマートフォン利用者は世界的にもさらに少なく、活用事例は多くない。そこで韓国で発売日に『Galaxy Z TriFold』を購入した携帯電話評論家の筆者が、普段どのように使っているかを紹介しよう。

タブレットとスマホを1台にしたハイブリッドなモバイル製品

 『Galaxy Z TriFold』は本体を閉じると6.5インチの画面が使えるスマートフォンだ。ところが裏返して左右に開くと10インチのタブレットとなる。タブレットスタイル時の本体の厚みは3.9mmしかなく、重量も309gと軽い。折りたたんでスマートフォンにすると逆に重量を感じてしまうが、ポケットに大画面タブレットを折りたたんで持ち運べる利便性は2つ折りスマートフォンでも味わうことはできない。

 詳細なレビューはこちらの記事を参照してほしい。

38万円の価値はあるのか? 携帯評論家がサムスンの3つ折りスマホ『Galaxy Z TriFold』を実践レビュー

サムスンの3つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機レビュー。約38万円と高価だが、6.5インチスマホと10インチ…
『Galaxy Z TriFold』を広げている様子
さっと展開すれば大画面になる『Galaxy Z TriFold』

 ちなみに2026年3月時点で、3つ折りスマートフォンを出しているのは他にファーウェイだけだ。同社の『Mate XT Ultimate Design』(2024年9月発表)とマイナーチェンジされた後継機『Mate XTs Ultimate Design』(2025年9月発表)で、閉じると6.4インチ、開くと10.2インチの画面が使える。ただしサムスン製品とは異なり、本体を「Z」型に蛇腹のように折りたたむ構造になっている。Samsungの『Galaxy Z TriFold』は左右から閉じる方式のため「G」型とも呼ばれている。

 

Huaweiの『Mate XT Ultimate Design』
Huaweiの『Mate XT Ultimate Design』

 また市販品ではないが、2026年3月にインドやアフリカでスマートフォンを展開しているテクノ(TECNO)が『PHANTOM Ultimate G Tri‑Fold Concept』を発表。こちらはコンセプトモデルであり製品化は未定だ。

テクノの『PHANTOM Ultimate G Tri‑Fold Concept』
テクノの『PHANTOM Ultimate G Tri‑Fold Concept』

無印良品のポーチで楽々収納

 このように3つ折りスマートフォンは製品数もユーザー数も少ないため、普段どのように使うのか、それぞれのユーザーが試行錯誤を繰り返している。特に外出中の持ち運び方法は悩ましい。一般的なスマートフォンなら厚さは1cm以下であり、ポケットにもすっぽりと収めることができる。しかし『Galaxy Z TriFoldは』閉じたときの厚みは12.9mmになる。シャツのポケットなどには到底はいらないし、ジャケットの内ポケットにいれると今度は309gの重量のため、ポケット周りのシルエットが崩れてしまう。

 筆者は当初、ウエストポーチを使ってみたが、ファッションによっては似合わない。そこで目を付けたのが無印良品の「自由に組み合わせられる収納ケース・長方形・縦型」だ。これにストラップをつけて、首からぶら下げれば、そこに『Galaxy Z TriFold』を収納して持ち運びやすくなる。

無印良品のポーチ
無印良品にちょうどいいポーチがあった

 本来は収納ケース内部にスマートフォンとモバイルバッテリーなどを一緒に入れて持ち運べる厚みになっている。逆に言えばスマートフォンだけを収納するには厚みがありすぎる。ところが『Galaxy Z TriFold』ならピッタリサイズで収まるのだ。純正ケース(付属品)を付けても無理なく入る。

ポーチに収納した『Galaxy Z TriFold』
驚くくらいに『Galaxy Z TriFold』をぴたりと収納できる

 筆者は2026年2月末から2週間、アメリカとヨーロッパの取材旅行に出かけたが、この自由に組み合わせられる収納ケースのおかげでどんな服装の時も『Galaxy Z TriFold』を楽に持ち運ぶことができた。

ポーチに収納している様子
海外出張・旅行時にも便利

『Galaxy Z TriFold』と激薄キーボードでパソコン不要

 『Galaxy Z TriFold』を開いた10インチの画面は、オフィスアプリを立ち上げて文字を入力したり表計算をしたりと、パソコンのような使い方ができる。とはいえ画面に直接文字をタッチで入力するのは面倒だし、かといってキーボードを持ち運ぶと荷物になる。そこで見つけたのが超薄型のキーボードだ。

薄型の折りたたみBluetoothキーボード
薄型の折りたたみBluetoothキーボード

 こちらの製品は海外の展示会で見つけたもので、TOALL社のもの。まだ市販されておらず、メーカーから直接購入したものだ。真ん中から折りたたむことが可能で、折りたたんだ時の厚さは2.8mmと薄く、かばんやポーチにも無理なく収納できる。

薄型キーボードの厚さ
たたむとここまで薄くなる

 キーボードはタッチ式なので高速な入力には向かないものの、ちょっとした文字入力や急ぎの文章修正などなら十分使い物になる。何よりもパソコンを持ち運ぶ必要がなくなるので、いざというときにどこでも仕事ができるのがとても便利だ。

スマートフォンとキーボードを展開している様子
パソコン不要、どこでもオフィスになる

 なお『Galaxy Z TriFold』には別売の純正のスタンド付きケースを使うと、キーボードと組み合わせての作業がしやすくなる。このケースも様々なものがでてきており、今後いくつか試してみようと考えている。

純正の収納式スタンド付きケース
純正の収納式スタンド付きケースは便利だ

 

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