なんとかキララEL×KEVINインタビュー 『モンスト』プロ選手に聞く、新型コロナ禍での活動のカタチ

なんとかキララEL×KEVINインタビュー 『モンスト』プロ選手に聞く、新型コロナ禍での活動のカタチ

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が依然として続いており、様々なオフラインイベントが開催中止の苦境に立たされている。

 そんななか、スマホゲーム『モンスターストライク』(以下『モンスト』)のプロゲーマー「なんとかキララEL」氏と「KEVIN」氏が、トリオ制のオンライン大会「モンスト置き物グランプリ」(以下「置き物グランプリ」)を、2020年3月下旬より自主開催している。

 ”ひっぱりハンティング”でお馴染みの『モンスト』は、今年10月でサービス開始から7周年を迎える人気タイトル。その派生タイトル『モンスターストライク スタジアム』(モンストスタジアム)はより競技性に特化しており、最大4vs4で繰り広げるタイムアタックが特徴だ。全キャラクターを最初から扱えるため、純粋なパーティー編成を軸に、純粋なテクニックに重きを置いたバトルを繰り広げることができる。

 それを踏まえた上で、5000万規模の利用者数を誇る『モンスト』においては、実力がはっきりと現れる競技シーンも見逃せない。各地の予選を勝ち抜いたチームがしのぎを削る「モンストグランプリ」や、JeSU(日本eスポーツ連合)よりライセンスを得たプロ選手らが出場する「モンスト プロツアー」もその一例だ。

 2020年2月に行われた賞金総額1億円の「モンスト プロツアー 2019-2020」ツアーファイナルでは、賞金1,230万円とチャンピオンの座をかけ、決勝に進んだ4チームが火花を散らした。こうしたイベントを運営しているXFLAG eSportsも同様、計12チーム50人のプロ選手と共に、『モンスト』ならびに『モンストスタジアム』のシーン活性化に尽力している。

 そこで今回は、『モンストスタジアム』を用いた「置き物グランプリ」について、企画者のなんとかキララEL氏とKEVIN氏にインタビューを実施。プロゲーマーとしての活動方針から『モンスト』における大会のあり方、「置き物グランプリ」の展望など、興味深い話を伺った。(龍田優貴)

『モンスト』シーンの活性化に尽力する日々

ーーまず最初に自己紹介の方からお願いします。

なんとかキララEL

なんとかキララEL(以下キララ):『モンストグランプリ2016 チャンピオンシップ』に今池壁ドンズとして出場して優勝。2年後の『モンストグランプリ2018  闘会議CUP』に出場してプロになり、「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」と『モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー』で優勝した”『モンスト』プロ界のスーパースター”、なんとかキララELです!

KEVIN:ちょっとずるいです(笑)。同じく『モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ』で準優勝、その年にプロライセンスを取得して『モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ』を3位。『モンスト プロツアー 2019-2020』を1位で勝ち抜いたアラブルズのリーダー、KEVINと申します。

ーーありがとうございます。そもそもお二人は『モンスト』を始める前に日頃からゲームをプレイしていましたか?

キララ:ゲームは子どもの頃から大好きでした。ファミコンやスーパーファミコンと一緒に育ってきたのですが、高校生あたりでバンド活動へ移行したのをキッカケに一旦ゲームから離れました。そのあと大学卒業してパチプロになったり、仕事に就いてサラリーマン生活を送ったりしていたので、特にゲームが大きく入ってくる余地はありませんでした。だけど職場の同僚がスマホゲームを楽しそうに遊んでいる様子を見て、「俺もやってみてえな」と。そのタイミングでリリースされた『モンスト』をやってみたら面白くて、気づいたらプロになっていましたね。

KEVIN:僕の家は厳しかったです。ゲームは誕生日に頼み込んで買ってもらうみたいな。それで最初に遊んだのは、ゲームボーイアドバンスの『ポケットモンスター ルビー』。基本的に同じようなゲームをずっとやり込む遊び方をしていました。あとは高校時代に周りがスマホゲームをプレイしていたのを見ていたり。僕が実際に始めたのは大学に上がったタイミングなんですが、仲間内に誘われて遊んだところ、「おもしろいな」と思って遊ぶうちにプロになっていたんです。

ーーお二人とも幼少期からゲームに親しんでいたのですね。では『モンスト』のプロゲーマーとして、普段どういった活動に取り組んでいますか?

KEVIN

キララ:特に決まって何かをしているわけではないですね(笑)。自主開催のイベント等は、「プロだからやらなきゃ!」と思って開いているわけではないので。

KEVIN:公式大会の期間中はもちろん専念しますが、それ以外だと「『モンスト』の対戦シーンが盛り上がるには?」といった考えを練っています。2人で企画している「モンスト置き物グランプリ」もそうです。キララさんとご飯に行って「どうしようか?」と話したり(笑)。

キララ:KEVIN君もそうだと思いますが、『モンスト』はサービス開始から約7年経っている一方、大会自体は2015年から実施しており、そこからプロ制度ができて、競技シーンの文化は約2年ぐらいです。僕の場合はプロが何かわからない状態からプロになった人間なので、プロとして何をやればいいか、僕らも答えがハッキリしていない。プロだからできることを言語化するのも難しい。ただ一辺倒な責任感ではありませんが、KEVIN君と話しながら「こうなると面白いんじゃない?」と探って勝手に動いているわけです。

ーーキララさんはnoteの方でも意見を発信していますよね。ユーザーの方から反響などありましたか?

キララ:各々で連絡をいただきました。仕事以外で文字を書くのが大好きで。頭の中で考えていることを棚卸ししたい時に文章化が必要だと感じますし、「考えを載せてみるか!」と思ってnoteに記事を書いています。

ーー普段の思想がユーザーに伝われば嬉しい、というテイストなのでしょうか。

キララ:そうです。これはnoteでも書きましたが、『モンストスタジアム』を中心とした競技は、”オフラインで遊ぶこと”を前提にしていると思います。選手が集まり、実況者がいて、観客を含めた全員で盛り上がる。なのでプロツアーの終了後に会場を借りたいと思っていたところ、新型コロナウイルスの影響を受けてしまい……。でも外出自粛だから『モンストスタジアム』が遊べないのは、わけが分からないじゃないですか。そんな時だからこそ、色々な人が参加できる遊び場を作れると思ったんです。

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