『ラブパワーキングダム』いっせい&みほインタビュー モテの正解は「あざとく生きないこと」

いっせい&みほインタビュー

 日本で“爆モテ”人生を謳歌する男女16名の恋愛強者たちが、トルコを舞台にハイクラスな恋の駆け引きに身を投じ、メンバー同士の投票を通してモテの頂点を決める恋愛番組『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』(ABEMA)。4月9日に放送された最終話では、いっせい(森長一誠)× みほ(宮崎美穂)ペアが結ばれることとなった。

 ABEMAの“恋の看板”と言える『今日、好きになりました。』をはじめ、10代のころから数々の恋愛番組に引っ張りだこな、いっせい。稀代の“恋リアマスター”が次なる想いを寄せたのは、“あざとい”が苦手な元AKB48メンバー・みほだった。

 当初こそ、お互いに心理的な壁を感じ、途中にはいっせいからの“人狼”=ウソつき呼ばわりすらありながらも、最終日前々日のお泊まりデートでは、薔薇を散りばめた官能的なバスタブのなか、繰り返したキスの回数は数知れず。唇が重なるたび、お互いの信頼ゲージも積み増しとなってか、キング/クイーンの座は逃したものの、また別のかたちで幸せなエンディングを迎えることとなった。そんな彼らに、番組の必勝法などを探ってみたところ……?(一条皓太)

「戦略として、友情票を投票しあうのも必要だった」(みほ)

ーー改めて、お互いの第一印象はいかがでしたか?

いっせい、みほ

いっせい:まずは本当にかわいいなと。真面目な子がタイプなので、その点でもいいなと感じていました。

みほ:最初は私になんて、興味なさそうだった。なんというか、適当?(笑) だから、直後のクルージングパーティで声を掛けてくれたのも、第一印象で気になると言ってくれたのも本当にビックリ。第一印象とのギャップが大きかったので、むしろ興味を惹かれちゃいました。

いっせい:僕自身、初対面のときからちゃんと興味あったからね(笑)。

ーーとはいえ『ラブパワーキングダム』では、メンバー同士の投票(=モテVOTE)が自身の運命を大きく左右します。それだけに、みほさんを選んだのも“自身に投票してくれそう”というのが理由に入ってはいたのでしょうか。

いっせい:ゲームのシステム的に、そう考えて選んでいたのも事実です。それに自分も、選んでくれた相手が生き残らないと自分のその後も危ういので、しっかりと票には票で返すようにはしていました。とはいえ最初から、みほとは素直に話したいと思っていたんですけど……ただ! クルージングパーティの時点でめちゃめちゃ壁を感じまくって。あのときはまだ、自分の本命にはならなさそうだな、くらいに思っていました。

みほ:それはお互いさまかも? 疑心暗鬼というか、お互いの本気度が掴めずに探り探りな状態だったよね。

ーーそこから一気に打ち解けたのはいつ頃?

いっせい:チューされたとき。

ーー男性部屋での“上書キッス”事件ですか。

いっせい:途中から“いい人なんだろうな”とは気づきつつ、やっぱりそこです。

みほ:私もそうかも。旅の前半は全体的にゲーム感も強かったし、心のなかでは“それじゃダメなんだよな”くらいにも考えていて。あとは、カッパドキア観光をしたとき、ひろやすくん(森山弘康)に対してアクションをして(編中:前述の“上書キッス”に対する“下書キッス”はここで行なわれた)。その前日、大胆な行動をするといっせいくんに事前申告していたのも、なにより私を信用してほしかったからなんです。

ーー今回の旅を通して、メンバーのなかで自身の作戦の事前申告=同盟意識の表れ、といった共通項が見られましたね。

いっせい:たしかに。みんな作戦を明かしていましたね。

ーーそれをさらに裏切ろうと画策しなかったあたりが、今回の参加者が備えていた人のよさなのだろうなと。しかしながら、いっせいさんは当初、めるさんと同盟を組んでいました。みほさんはやはり、彼女の存在も意識せざる得なかったはずです。

みほ:もちろん気になっていました。でも、私とめるの関係性を悪くしたいとは一切思っておらず、いっせいくんとお泊まりデートをしたことも、“なにもなかったよ”と濁すことにしたんです。いろいろなことを考えて、あの伝え方になりました。

ーーなるほど。いっせいさんは主に、みほさんとめるさん。みほさんは、いっせいさんとひろやすさんにそれぞれアプローチをしていましたが、やはり票集めに手を伸ばすとしても、ふたり程度が限界だったのでしょうか。

いっせい:そうですね。みほとめるが仲よしだったことにも救われたし、ふたりのあいだがギスギスしていたら、僕は普通に脱落していただろうな。当たり前ですが、女性側も絶対に生き残りたいと思っているので、手を広げすぎるのはリスキーで。だから、2ndモテVOTEで3票も本命票をもらえたのなんて、かなりヤバいよね?

みほ:うん。あれは本当にすごいと思ったし、私もふたりくらいにしか手を広げられないと思った。ある程度、深くまでコミュニケーションを取らないと、それまでもらえていた票をほかの子に移されちゃうことも考えられるからね。とはいえ2票を確実にしても、ゲームに生き残るにはやっぱり足りなくて。だから、ひろきくん(田中宏樹)とアオイちゃん(AOI)がしていたように、ひとつの戦略として、友情票を投票しあうのも必要だったなと。

ーー本命票と友情票の両立をもってして、自身の生存設計を組み立てると。

みほ:友情票には恋愛的なアクションが一切必要ないし、その方がむしろ楽だった気がします。女性目線からの男友だちの関係性ではないですが、なんでも打ち明けられるあいだ柄になって、お互いの2票目、3票目を渡しあう。それこそ、ひろきくんが初日からあかねちゃん(瀧山あかね)ひと筋だったのは周知の事実でしたし、“クイーンになりたい”と気持ちを伝えていたら、また違う結果になっていたのかなと思います。

ーーそう考えると男性側のどなたかが、ゆうじさん(山城裕司)だけに好意を寄せていたあやかさん(中野綾香)に対して友情票を打診していたら、最終結果も大きく変わっていたかもしれませんね。

いっせい:間違いない。振り返ってみると、それが正解だったな〜。

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