破天荒YouTuber・へきトラハウスが愛される理由ーー『ここまで来たか、トランジスタ』レポート

『ここまで来たか、トランジスタ』ライブレポート

 ここでワンマンライブは終了。その後は、この日駆けつけたTEMPURA KIDZ 、Amaryllis Bomb・サグワ、ゆうこん、東海オンエア・てつや、しばなんチャンネル・あやなん、ミノタウロス、そしてへきトラハウス・カワグチジン、へきほーがそれぞれステージパフォーマンスを披露した。

 Amaryllis Bomb・サグワは「ちょっと前にジンくんと喧嘩しちゃって気まずかったんだけど、俺から謝って仲直りできて今日このステージに立つことができました!」とカワグチジンとの仲直りを報告。続けて「俺が突っ立って待ってたらこの場にはいなかったと思います!」と観客に語りかけ、「High way」を熱唱した。

 続けて、へきトラハウスから「一緒に曲やらない?」と誘われて作曲し、へきトラの3人とみのと共に歌う新曲を披露。テーマは「破壊」ということで、今のYouTubeシーンに疑問を呈したディスが効いたリリックが魅力の曲となっていた。近日MVを出すとのことなので、期待して待とう。

 歌唱力に定評のあるあやなんは、絢香の「にじいろ」を歌いながら登場。その後、しばなん夫婦のことを曲にした「KYボーイ」を、マネージャーであり、幼馴染のりさと共に披露する。そんななか、パフォーマンスの途中で、夫のしばゆーと息子のぽんすがサプライズゲストとして登場。会場からは「ぽんすー!」と呼びかける声が多く、あやなんが歌いながら話しかけると、「あっ!」と返答するぽんす。会場からは「可愛い〜!」という声があがり、幸せなムードに包まれた。

 へきほーは「相馬さん(が泣いてるの)見てたら俺まで泣いちゃった」と報告。「彼ね、ずっと見てたんですけど人生の中で一番頑張ってたんすよ、相馬さんおつかれさんす!」と長年共にやってきたからこそわかる相馬の努力を讚えていた。

 へきほーが「もう一曲を歌います!」と言うと、そこに「豊洲にやって来た一般市民よ! この世には様々な真理がある」と叫びながら東海オンエア・てつやが乱入。「この会場にも様々な真理がある、一つ目は歌が上手い方がカッコいい、二つ目は歌がうまくなくても盛り上がれるということ、三つ目はお前の歌はもう飽きた!」とバッサリと切り、「次は俺の番だー!」と、動画の企画で生まれ、シングルとして配信もされた「Coming Out of THE WORLD」を披露した。

 「俺はお前のことが好きだ!」という歌詞の後に、てつやがなぜか相馬トランジスタとキスをすると、会場からは歓喜(?)の悲鳴が起こる。相馬は「急遽お願いしたから、まさか出てくれるとは思ってなかった」と喜びを伝え、この日のライブにへきトラハウスへファンから送られた花輪以外になぜかてつやへ送られた花輪を発見して「1曲だけしか歌わないのに花が届いててすごいと思った」と、人気グループ・東海オンエアでリーダーを務めるてつやのすごさを感じるエピソードを語った。

 また、てつやがパフォーマンスにセグウェイを使用していたが、これが演出のためではなく、動画の企画の為というエピソードも披露。その後、なぜか袖から相馬とのやりとりを恨めしそうにみていた、同じく東海オンエアのしばゆーを呼びつけ、「愛してる!」と伝えキスをするというカオスなステージに。相馬が「てつやのパフォーマンスを袖から見ている最中も一番笑っていたのは、しばゆーだった」と、東海オンエアのグループ愛が溢れるエピソードを披露すると、しばゆーは「やめてよ!」と照れていた。

 そしてミノタウロスが「恋のチンチン電車」を披露し、コールアンドレスポンスで会場を沸かせ、観客のテンションはマックスに。そこで、「俺は愛されたい!」「ヒカキンさんの家の猫になりたい! まるおになりたい!」と言いながらカワグチジンが登場する。YouTuber業界で随一とも言われる歌唱力でバラードなどを歌い上げ、会場を魅了。サポートバンドがまさかの「おるたなチャンネル」のないとーにそっくりだという紹介で笑いを取るなど、カワグチジンワールド炸裂させた。

 最後はへきトラハウスの3人が登場し、いつもの動画のようにトークを展開。相馬は「俺は吐きそうなくらい緊張したのに、ジンくん”まるおになりたい”って言ってて、いかれてんな〜って思ったよ」と語った。また、今回のライブDVDが発売されることも発表。さらに「年内にもう一回やろうかなと思ってる」と明かしていたので、今回参加できなかったリスナーも、詳細の発表を楽しみに待とう。

 最後は「だって笑ってんじゃないの」を3人で熱唱し、イベントは終演。相馬トランジスタ、ひいてはへきトラハウスが、YouTuber仲間やファンからいかに愛されているか、ということがひしひしと伝わるライブだった。

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(取材・文=平沢花彩/撮影=伊藤惇)

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