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破天荒YouTuber・へきトラハウスが愛される理由ーー『ここまで来たか、トランジスタ』レポート

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 人気YouTuberトリオ「へきトラハウス」の相馬トランジスタによる、初ワンマンライブイベント『ジンカワグチPresents ここまで来たか、トランジスタ LIVE2018』が9月20日、豊洲ピットにて開催された。イベントにはへきトラハウスの相馬トランジスタ、へきほー、カワグチジンの他、夫婦YouTuber「しばなんチャンネル」のあやなん、盟友「東海オンエア」のてつや、「カリスマブラザーズ」(カリブラ)のみの率いるミノタウロス、ヒップホップユニット「Amaryllis Bomb」のサグワ、ゆうこん、ダンス&ボーカルパフォーマンスグループ「TEMPURA KIDZ」が登場した。

 この企画の発端はイベント名にもあるように、へきトラハウスのブレーン・カワグチジンの発案により、音痴な相馬トランジスタが半年間、ボイストレーニングを行い本気で練習したらどれだけ歌がうまくなるのか? という検証をメインに立ち上げられたもの。当初は3000人規模の人数が収容できる豊洲ピットに「本当に人が来るのか……」と恐れをなしていた相馬だったが、当日はめでたく満員となり、イベント会場には雨にも関わらず開場待ちの長蛇の列ができていた。

 いつもキレのある企画で視聴者を楽しませてくれるへきトラハウスの3人。リアルなイベントではどんな姿を見せてくれるのだろう、と期待に胸を膨らませていると、ステージの幕が開いた。

 開幕からなんと全長11メートルある、小林幸子風の派手な衣装に身を包んだ相馬が登場。まさかの演出に来場者は盛り上がり、〈こっちを向いても相馬/どっちを向いても相馬/相馬、相馬、相馬トランジスタ〉という歌詞に合わせ「相馬」コールが会場を包んだ。

 だが、実は相馬は高所恐怖症らしく、リハーサルの時に「怖い!」を連呼し、騒いでいたら「本番は絶対静かにしてください」と怒られたというエピソードを明かしていた。恐怖に震えながらも、しっかり歌おうとする姿が微笑ましくも心強い。ボイストレーニングの成果も、劇的ではなくても出ているように思われた。

 その後、TEMPURA KIDZが登場し、へきトラハウスの1stミニアルバム『搬送』に収録されている「Don’t think. Feel!!」のパフォーマンスを披露していると、途中でじゃがいものコスプレをした相馬が登場。TEMPURA KIDZと共に完璧なダンスを踊りきったと思えば、次はパンクファッションに身を包みバンド編成でのステージを展開するなど、息つく間もなく観客を楽しませ続ける。バンドのサポートメンバーには「ミノタウロス」が登場。「今日見逃したら一生観れないぞ!」と相馬が観客を煽ると、みのが「一生観れないなんて言わないでください、またやりましょうよ」と返答し、へきトラとカリブラの熱い友情が感じられるシーンもあった。相馬も「一回切りにならないように、ぶちかましてやろうか!」と嬉しそうに同意し「ペテンパン」を歌い上げた。

 次の曲は相馬が初めて作詞を手がけ、赤裸々に思いを綴った「くずむしの歌」を披露。〈暗い部屋の中/母のすすり泣きを/百均のイヤホンで/現実逃避の日々〉〈鏡の中/自分と自分会話する/がなり声で/お前はそんなに器用じゃねえ、そーだろ?〉など、苦しかった今までの人生をサビの〈最後に笑うヤツは僕だ/見てろここから〉で昇華していく、まさにYouTuberとして生きていく相馬トランジスタの姿を歌った曲だ。感極まり、歌い終わった後に泣きながら「みんなの気持ちが一つになって……いいなあライブ!」と、相馬はリアルなステージでの反響を噛み締めていた。

 そして最後は「ジンくんみたいに上手くは歌えないけど、僕は僕なりに泥臭く歌っていきたいと思います!」と宣言し、神聖かまってちゃん・の子が作詞・作曲を務めた「だって笑ってんじゃないの」を熱唱。途中、またも感極まり涙で詰まりながら歌っていると観客が共に歌い相馬をサポートするなど、まさに会場全体で一体となり作り上げたステージだった。

      

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