リアル・タケコプター登場まであとわずか? 近い将来実現しそうな、ドラえもんのひみつ道具5点とは

 4つ目のひみつ道具は「さいなん報知器」。その名が示す通り、ブザーを鳴らしてこれから起こる様々な災難を事前に警告してくれるというスグレモノだ。

 現実世界のさいなん報知器として紹介されたのが、トリプル・ダブリュージャパンの製品「DFree」。これは数ある災難の中でも「オシッコのタイミング」に特化したものだ。妊婦のエコー検診などに用いる超音波技術を駆使して、専用のアプリからリアルタイムで膀胱に貯まっている尿の量を10段階で表示するというもので、昨年の4月から東京都内の介護現場・約500カ所に導入され、お年を召した方たちの役に立っているそうだ。

 最後のひみつ道具は「植物自動化液」。植物にかけると足が生えて、知能を持ち、意志を持って自由に動き回れるようになるという道具だ。そんな高度な技術を限りなく近いかたちで再現しているのが、中国で開発された6本足ロボット・HEXA。予めプログラミングすればあらゆる用途で使用できるロボットであり、その使い方の一つが、植物を頭に乗せ育ちやすい環境を自ら探すというもの。植物に知能を与えることは不可能だが、ロボットが植物の頭脳となり、行動することは既に実現しているようだ。

 ドラえもんが生まれる22世紀は、着実に近づいて来ているのかもしれない。

(文=こじへい)

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