サニージャーニー、誹謗中傷犯の“有罪判決”公表 罰金刑で決着…視聴者「ご自愛ください」

 日本一周の様子を届けるために夫婦として活動している旅系YouTuber・サニージャーニーが、3月18日にチャンネルを更新。誹謗中傷をしていた犯人との裁判が終了したことについて報告した。

 サニージャーニーは、妻のみずきと夫のこうへいで活動するYouTuber。もともと日本一周旅行の様子を視聴者に届けていた2人だが、2022年11月に妻・みずきの膵臓がんが発覚したことで旅を中止し、闘病生活の様子を届けていた。2024年4月からは無理のない範囲で活動を再開したものの、2024年12月3日に膵臓がんが再発したことを公表。現在も病を乗り越えるために治療や活動を続けている。

 今回の動画では、こうへいが1人で登場し経緯を説明していた。2023年の8月に匿名掲示板で2人への殺害予告があったことから警察へ相談していたが、捜査の結果被疑者を逮捕。その後、2024年の5月に刑事裁判で10万円の罰金刑に処するという有罪判決が下ったとのこと。

 また、この結果を受けて民事裁判も起こしており、精神的苦痛について440万円の慰謝料請求を行なっていたという。しかし、加害者が無職で支払い能力がないことから、和解の条件を相談して、最終的に相手方の両親が支払える30万円の慰謝料で合意したと語っていた。

 こうへいは和解した理由について、警察が捜査をしてくれたことで開示請求などの費用がかからなかったことや勝訴したとしても相手方が月々に支払える金額が5,000円ほどで、長い期間加害者と関わり続けなければいけないことなどを挙げている。

 こうへいは、動画後半で「今回の件に関しては、私たち側に開示請求費用がかかっていないということで和解に合意しましたが、私たち自身で開示請求を行なって加害者の方を特定して訴訟を起こした場合は、基本的に和解は行いません」と説明。

 また「気軽な気持ちでネットに誹謗中傷を書き込むと、ある日突然ご自身の生活が壊れ、自分の家族や職場の方といった周りの方にも多大なる迷惑をかけることになるので、ネットで匿名であっても他人への法律違反となるような誹謗中傷はやめましょう」と視聴者に語りかけていた。

 コメント欄では「裁判ってすごく労力かかるのに、みずきさんの体調もあるなか本当にお疲れ様でした。精神とお身体をご自愛ください…」「お疲れさまです。お二人が穏やかに過ごせますように願うばかりです」などの反応が寄せられている。

 膵臓がんについて公表したのち、病との戦いを発信し続けている2人。みずきの前向きな姿勢に勇気をもらう人がいる一方で、誹謗中傷を行う人は一向にいなくならないようだ。誹謗中傷がなくならないのは、歪んだ正義感や匿名性などさまざまな理由が考えられる。本人に他人を傷つけている自覚がなく、自分の価値観や考え方を押し付けてしまうことも問題だろう。開示請求の費用や精神的な疲労など、その負担の大きさは計り知れない。今後、2人が安心して活動を続けられることを祈るばかりだ。

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