→Pia-no-jaC←の楽曲に中村 中が歌詞を書き下ろし 対バンライブで披露
→Pia-no-jaC←が、7月15日に名古屋SPADE BOXにて開催の対バンライブ「組曲『中村 中』」で初の試みを行う。 …
“歌謡曲”という概念が薄れて久しいが、歌謡曲の濃厚さと華やかさを武器にして、J-POPシーンに颯爽と登場した一人のアーティストがいる。それが中村 中(なかむら あたる)である。幼い頃から歌に親しんでいたが、変声期に差し掛かった頃から自分の声に違和感を感じるようになると、その想いをピアノにぶつけ思春期特有の様々な感情を曲作りに昇華していくこととなる。05年に自主制作盤『友達の詩』発売、06年2月には岩崎宏美のアルバム『Natural』に楽曲提供し、知る人ぞ知る存在になってゆく。そして06年6月、「汚れた下着」でメジャー・デビュー。同年9月には15歳の時に初めて作った楽曲「友達の詩」をシングル・リリース、同時期に自らが性同一性障害であることをカミング・アウトし各方面から注目が集まった。「友達の詩」は楽曲の素晴らしさもあって爆発的ヒットを記録している。07年1月には、1stアルバム『天までとどけ』を発表、耳なじみの良いメロディと深い歌詞で、実力の高さを見せつけた。
中村 中(なかむら あたる)という男性でも女性でもない名前、そして「手をつなぐだけでいい、いつかまた会ったら友達のままでいさせて」と歌う「友達の詩」——。中村 中というアーティストは、女性として生きたいと願う切なる想いと、女性としての幸せを求めても叶わない哀しみに満ち溢れているのかもしれない。だが自らの秘密を告白し、前に進む決意を表した彼女の今後が楽しみである。
→Pia-no-jaC←が、7月15日に名古屋SPADE BOXにて開催の対バンライブ「組曲『中村 中』」で初の試みを行う。 …