Underworldとイギー・ポップがコラボEPをリリース 新曲「I'll See Big」先行配信開始も
Underworldとイギー・ポップが、「Underworld & Iggy Pop」名義でコラボレーションEP『Tea…
60年代末、他のあらゆるバンドが歌詞の中でドラッグについて言及し、サイケデリック・サウンドにがんじがらめになっている中、イギー ・アンド・ ザ・ストゥージズは荒々しくプリミティヴなガレージ・ロックに邁進していた。そして、その爆音サウンド以上に彼らを特徴づけたのは、言うまでもなくライヴ・パフォーマンスの凄まじさである。ステージ上で、割れた瓶で自分を傷付けたり、観客に向かって嘔吐したり殴りかかったり……。こういったライヴを繰り返すうちに、フロント・マンのイギー・ポップは、破壊主義的なロック・アーティストとして悪名を博すこととなった。
74年にバンドは解散したが、3枚の傑作アルバムと「1969」や「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」、そして「サーチ・アンド・デストロイ」といった、一連の突出した傑作パンク・ナンバーをロック史に刻んだ。その後ソロ活動に移行したイギーのキャリアは決して平坦といえるものではなかったが(ドラッグや契約問題などなど……)、デヴィッド・ボウイのプロデュースによる『イディオット』や『ラスト・フォー・ライフ』といった名作をきっちり残している。
ステージでの奇行も30年前と比較するとほんの少しだけおとなしくなっているようだが、その屈強な肉体美(50過ぎとは思えないマッスル・ボディ!)とともにロック魂はこれっぽっちも失われていない。天晴れ!
Underworldとイギー・ポップが、「Underworld & Iggy Pop」名義でコラボレーションEP『Tea…