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1921(大正10)年8月10日、佐賀県生まれ。36(昭和11年)年、鼓笛隊でラッパを始める。
41(昭和16)年、工業学校を卒業後、満州へ渡り就職。現地では新京交響楽団に所属していた。
終戦後帰国し、トランペット奏者として、菊池滋弥ジャズバンドに所属。 以後30年間ジャズ三昧の生活を送り、その間に少年時代の日野皓正氏にトランペットを教える。
キャバレーの衰退などの煽りを受け、50歳を越えてからやむなくパチンコ店へ転職するも、持ち前のバイタリティで10年後、主任にまで昇格。
その後起業をするが、交通事故にあい生死をさまよう。 完治後は、再度音楽の道へ。満州時代に親しんだカンツォーネで鍛えたノドを活かして、カラオケのど自慢荒らしと言われるほど歌を愛するその姿が音楽関係者の目に留まり、73歳で初の自作曲を録音(交通事故をテーマにした名曲「交通地獄」)。
これからの時代はラップ!と思い、向かったCDショップで「LLクールJ」を聞き、「これならできる!!!」と触発され、その楽曲を84歳時にインディーズリリースすることなる。これが徐々に世の中に知るところとなり、米寿となる2009年、閉塞感ある社会に元気を与えるため、そして紅白歌合戦最高齢出場を目指し(!?)、満を持して世界最高齢(たぶん)のシンガーソングラッパーとして、アルバム『千の風になる前に』でメジャーデビューを果たした。