timelesz 寺西拓人の“色っぽさ”は唯一無二 『ラストノート』澄晴に視聴者が惹かれる理由

フジテレビ系の木曜劇場『ラストノート』で、timeleszの寺西拓人が演じている澄晴が回を増すごとに魅力的になっていく。
ベッドシーンがあるわけでも、距離感が必要以上に近いわけでもない。それなのに、ふとした眼差しや仕草だけで、視聴者までドキドキさせる色気が拭いきれないのだから不思議だ。

なぜ、私たちは澄晴にこれほど惹かれるのか。そのことを度々考えてきたが、最初は、寺西が演じている澄晴のキャラクターそのものの力なのではないかと感じていた。
ドラマの序盤、澄晴は、年上女性の恋心を弄び、高額な値段で絵画を売りつけるという、いわゆるロマンス詐欺をしていた。そこで好成績を上げているのは、相手が欲しい言葉を巧みに汲み取って、きちんと言語化しているがゆえ。少女漫画に出てくる一軍男子に読者が惚れてしまうのと同じような現象で、いわゆる“モテ”のノウハウを知っているからかっこよく見えるのではないかと感じた。

しかし、その考察は、すぐに覆された。なぜなら澄晴の良さが加速していったのは、彼が詐欺から足を洗って以降だからだ。
特に葵に対して「もう会わない」「好きと思ってはいけない」と葛藤している姿こそ美しい。「好きです、葵さんのことが。もうどうしようもなく、好きなんです」という告白は、あまりにも多すぎる障壁を知っていてもなお、抑えられない気持ちを感じさせた。その気持ちが「どうか自分だけが抱いている気持ちではないでほしい」と懇願するような目つき、わずかに震えを感じる声から、今まで相手の望む通り生きてきた澄晴が後悔のないよう、自分に正直になる姿にぐっときた人も多いことだろう。




















