『ラストノート』『君の好きは無敵』 ”年下男性×大人女性”の恋愛ドラマが増加している背景

早いことに7月も半分終わり、夏ドラマが続々とスタートを切り始めた。改めてラインナップを眺めてみると、“年下男性×大人女性”の恋愛を描くドラマが多いことに気づく。

例えば、久しぶりに連ドラの主演を務める内田有紀と、今をときめく人気アイドル・timeleszの寺西拓人の共演で話題となっている『ラストノート』(フジテレビ系)。ロマンス詐欺師の男性と、親友の敵討ちを誓った女性のだまし合いから始まる異色の恋愛ドラマで、その年齢差はなんと約20歳だ。

主演に松本若菜、共演にM!LKの佐野勇斗を迎えた『君の好きは無敵』(TBS系)は、元コンサルのキャリア女性と偏屈なキャラクターデザイナーの男性がバディを組み、世界的大人気キャラクター誕生を目指す姿を描く。ヒロインには恋人がいる設定だが、“ラブコメディ”と謳っている以上、2人もまたいずれ恋愛に発展していくのだろう。

『夫婦と16歳〜狂気の隣人〜』(テレ東系)は、“自認16歳美少女”の61歳女性が隣に引っ越してきた新婚夫婦のイケメン夫に一目惚れし、暴走していく様をホラーチックに描いた作品。恋愛ドラマの定義からは外れるかもしれないが、ベテラン俳優のかたせ梨乃と、JO1のメンバー・豆原一成がW主演を務めている。
今期の作品だけに絞らなければ、木南晴夏と高杉真宙の『今夜、秘密のキッチンで』(フジテレビ系)、永作博美と松山ケンイチの『時すでにおスシ!?』(TBS系)、篠原涼子とジェシー(SixTONES)の『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-』(日本テレビ系)、木村文乃とラウール(Snow Man)の『愛の、がっこう。』(フジテレビ系)、松本若菜と松村北斗(SixTONES)の『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)なども挙げられる。なぜ近年、“年下男性×大人女性”のラブストーリーが増加しているのだろうか。
主な要因は女性のライフスタイルの変化だろう。日本経済の長期低迷やキャリア志向の高まりに伴って共働き世代が増え、専業主婦は減少の一途を辿っている。その変化は時代を映す鏡であるドラマにも如実に現れており、『対岸の家事〜これが、私の生きる道!〜』(TBS系)で多部未華子が演じた主人公は専業主婦だったが、劇中で“絶滅危惧種”扱いを受けていた。女性主人公のほとんどが働いており、それも結婚までの“腰掛け”ではなく、自己実現の一つとして仕事に向き合い、自らのキャリアを築いている人物として描かれている。



















