『ラストノート』の地獄展開に騒然 20歳差恋愛より“優子劇場”坂井真紀から目が離せない

内田有紀とtimeleszの寺西拓人がダブル主演を務めるドラマ『ラストノート』(フジテレビ系)は、離婚や仕事での挫折を経て現状維持の日常を過ごす49歳の一瀬葵(内田有紀)と、夢を諦めて生きる30歳の樋口澄晴(寺西拓人)による大人の純愛ドラマ。環境も積み重ねてきた人生も全く違う、交わるはずのなかった歳の差の男女が引かれ合い、人生で最も激しい恋へと導かれていくストーリーとなっている。

8月6日に放送された第5話では、調香師だった葵がかつてプロジェクトの重圧から花の香りを感じられなくなった過去や、高校生だった澄晴との「一輪のピオニー」をめぐる運命的な初対面の記憶が明かされ、2人の結びつきの深さが描かれた。
約20歳という年の差を感じさせない内田の瑞々しいビジュアルや、年齢を重ねたことで得られる“洗練されたオーラ”がストーリーに説得力をもたらすなか、恋の行方以上に視聴者の視線を奪っているのが、葵と同い年の親友・佐川優子(坂井真紀)の存在だ。澄晴に恋心を持つ彼女は、物語の進行とともに執着心を募らせ、職場だけでなく、運転免許証をスマホで盗撮して自宅にも突撃。相手からすれば恐怖でしかないそのストーカー的行動は「優子劇場」として視聴者の間で話題を呼んでいる。

とりわけ反響を呼んだのが、澄晴に絵を返却したいと言って自宅へ招いたシーン。優子はそこに葵も呼び寄せて「2人の仲」を確かめようとする。そして、状況が掴めず小声で話し合う葵と澄晴の様子を襖の隙間から無言でじっとのぞき見するのだ。その後も強引に3人での食卓へ持ち込み、「やっと3人で会えた」と笑顔で乾杯を促しつつ、互いの反応を探り合う緊迫した空気に、SNSでは「地獄の晩餐すぎる」「緊張感で息ができなかった」との声が続出。その後も、職場のスナックで優子が嫉妬心の昂ぶりから卓上のフォークをわしづかみにし、皿のからあげに向けて発作的に突き刺す場面も描かれた。
登場人物が暴走する「ホラー展開」は、これまでもドラマを盛り上げてきた。中でも大バズリしたのが、『奪い愛』シリーズ(テレビ朝日系)で、『奪い愛、冬』では水野美紀が激しい嫉妬に駆られる正妻を熱演。クローゼットに先回りして、「ここにいるよー! 見てたよ~!」と言いながら飛び出す場面は語り草だ。

本作の“不穏さ”を掻き立てるのは優子だけではない。現在、葵と澄晴以外、登場人物ほぼ全員の恋愛感情が「一方通行」。澄晴に執着する優子をはじめ、木嶋莉奈(桜井日奈子)、奥田創(徳井義実)、岩村健吾(平原テツ)らが抱える想いは決して交わらない。誰が、どのタイミングでどんな行動を起こすのか。優子が友情よりも恋愛を選び、その狂気を葵にぶつけていくのか……。この報われない相関図に加え、椎名林檎によるエンディングテーマ「裸」の独特な世界観と不穏な旋律にも、今後の「地獄展開」を予感させられてしまう。
ここまでくると、坂井の暴走が“水野級”にエスカレートすることを期待したくなってきたが、はたして『ラストノート』は、王道の純愛ラブストーリーとして完走するのだろうか。
■放送情報
木曜劇場『ラストノート』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00〜22:54放送
出演:内田有紀、寺西拓人、坂井真紀、桜井日奈子、草川拓弥、徳井義実、佐々木蔵之介ほか
脚本:的場友見
演出:相沢秀幸、中前勇児
プロデュース:三竿玲子
主題歌:椎名林檎「裸」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
制作・著作:フジテレビ
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