黒木華主演×加藤拓也監督『日曜のあと』11月20日公開へ ティザービジュアル&特報映像も

黒木華×加藤拓也『日曜のあと』11月公開

 黒木華が主演を務める加藤拓也監督最新作『日曜のあと』が、11月20日より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。

 本作は、『わたし達はおとな』『ほつれる』の加藤による3作目の長編監督作。劇作家・演出家の加藤が自ら脚本を書き下ろして監督を務めた。

 子どもを授かり、新たな人生の節目を迎えた麻衣と洸一。お互いに望んだ幸せであるはずなのに、言葉にできない何かが二人の間に置かれたまま、旅先での5日間が始まる……。

 主演の黒木が演じるのは、妊娠した妻の麻衣。夫・洸一役には、加藤が手がける舞台でたびたび主演を担ってきた橋本淳が起用された。麻衣の伯母夫婦には、吉田羊と古舘寛治が名を連ねた。

 本作のメインのロケ地には、洗練された建築デザインが特徴のホテルが全面的に使用された。また、Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』の原案を担当した俳優の今井隆文が、本作で初めて映画の企画・プロデュースを担当した。

映画『日曜のあと』特報

 公開された特報映像では、静かなプールや霧に包まれた湖、夜の集いなど、美しい非日常の風景が映し出される。その一方で、鏡越しに向き合う麻衣(黒木華)と洸一(橋本淳)、荷物を手に立ち去る夫と、その場に一人残される妻。穏やかに見える旅先の時間の中で、言葉にできない感情が2人の間に少しずつ積み重なり、夫婦の距離が静かに張り詰めていくことを予感させる映像となっている。

 あわせて公開されたティザービジュアルは、スチールを木村和平、デザインを大島依提亜が担当している。

コメント

加藤拓也(監督)

いずれ決めなければならないことは沢山ありますが、この映画が追っているのはその決断ではなく、それを口に出せないまま並んで過ごしている数日間です。同じ部屋で寝て、食事をとり、隣で歯を磨く。そのどの瞬間にもずっと、言えていないことが二人のあいだに置かれたままになっている。この映画にあるのは、夫婦が丁寧にもてなされながら、言えていないことが二人のあいだに積み重なっていく時間です。企画が始まってから四年が経ち、ここまで長く付き合ってくださったプロデューサーとキャスト、スタッフの皆さんに、この場を借りて御礼を申し上げます。秋、劇場でお待ちしています。

黒木華

「夫婦」という、いちばん小さなコミュニティ。近い存在だからこそ言えないこと、不満、少しずつ生まれていく距離。その繊細な感情を、加藤さんは驚くほどリアリティのある台詞で描き出しています。だからこそ、一つひとつの言葉が鋭く胸に刺さるのだと思います。

橋本淳

相手を思って紡いだ言葉は、受け取る側によっては暴力にもなり、癒やしにもなる。それぞれに正義があり、どちらも間違ってはいない。しかし、その正しさが交わらなければ、言葉はただの攻防になってしまう。本人たちは必死に言葉を重ね、分かり合おうとする。そんな張り詰めた光景を少し引いた視点から眺めると、どこか滑稽で、思わず笑ってしまいそうになる。その可笑しさと切実さが同時に存在していること。そして、リアリティのある緊張感の中で、登場人物たちの真意を探り続ける時間。それらすべてが、この作品の魅力なのだと感じています。安藤忠雄建築に360°囲まれた空間。その中で流れる一瞬一瞬の空気。目の前で刻々と変化し続ける黒木華さんの繊細な揺らぎ。表現を削ぎ落とした先を見つめる加藤拓也監督。その世界を、各部署が刹那の機微まで掬い上げていく。宝物のような美しい光景が、映像作品となることでさらに輝きを増していました。この作品の一端を担えたことに、心より感謝申し上げます。どうか、この作品が一人でも多くの方のもとへ届きますように。

古舘寛治

自然と人工物の間でいつも人間は悩むのだ。この異様なホテルと青々とした自然。快適さと野生。いいとこ取りなど本当にできるのだろうか?私はできるだけ自然に寄っていたい。そう、あのままもっとずっとカヤックで釣りをしていたかったのです(あ、カヤックは人工物だ汗)。

吉田羊

言葉と身体の裏腹を
山あいのホテルに封じ込め
声にならない言葉たちを
カヤックのペダルでたきつける
女の心と身体
男の心と肉体
その溝は埋まるのか
なんてことを考えながら
試写を観た
加藤監督が作る極上の静謐
ぜひ映画館で
五感を研ぎ澄ませてご覧ください

■公開情報
『日曜のあと』
11月20日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:黒木華、橋本淳、古舘寛治、吉田羊
監督・脚本:加藤拓也
音楽:FOUDRE! Frédéric D. Oberland, Romain Barbot and Paul Régimbeau
エグゼクティブプロデューサー:山内学、飯田雅裕
企画・プロデュース:今井隆文
プロデューサー:阿南史剛、神保友香
共同プロデューサー:澤田正道
スチール:木村和平 ビジュアルデザイン:大島 依提亜
特別協力:瀬戸内リトリート青凪 by 温故知新
協賛:鹿島建設 つばきウィメンズクリニック アドバンステクノロジー
製作幹事:アミューズクリエイティブスタジオ コムデシネマ・ジャポン
配給:ラビットハウス、コムデシネマ・ジャポン
製作:「日曜のあと」製作委員会
©2026 映画「日曜のあと」製作委員会
公式サイト:nichiyonoato.com
公式X(旧Twitter):@nichiyonoato

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