『さよならノワール』第4話で光った岩瀬洋志の熱演 夏海と絵梨子の関係もついに前進か

『さよならノワール』で光った岩瀬洋志の熱演

 一度は支援を拒まれた夏海と絵梨子だったが、今度は陸を病院の外へと連れ出す。陸が行きたいと望んだのは、幼い頃に練習していたサッカー場。プロになることも、キャプテンとして期待を背負うこともなかった頃の場所だ。助けはいらないという姿勢は変わらないものの、陸は「少し気が紛れた」と素直に口にする。支援とは、相手の苦しみをすぐに取り除くことではなく、張り詰めた心を少し緩めることなのかもしれない。

 やがて、阪本に陸を襲わせたのが北川だったことが明らかになる。北川もかつては選手だったが、実力不足から広報へ回されていた。一方、陸は主将となり、そのままプロへの道を歩もうとしていた。自分が諦めた夢を手にする陸への嫉妬から、北川は阪本に犯行を依頼。「お前は用なしだ」という言葉も、自分が味わった屈辱を陸に背負わせるために言わせたものだった。

 真相を知った陸は、1人で北川のもとへ向かい、カッターナイフを突きつける。選手生命を奪われた怒りをぶつけ、北川にも同じ痛みを味わわせようとする陸。だが、ここで復讐に手を染めれば、サッカーだけでなく、この先に残された人生まで自ら手放すことになってしまう。夏海は、そんな陸に「終わってなんかない」と繰り返す。選手としての未来は絶たれたかもしれないが、サッカーに打ち込み、仲間を引っ張ってきた時間まで消えるわけではない。その積み重ねは過去の栄光ではなく、これからの陸を支えるものでもある。

 北川を許すことはできない。それでも陸は、「復讐を考えることだけはやめます」と口にする。夢を奪われた怒りも、犯人への憎しみも、すぐに消えるものではないだろう。だが、北川への復讐にとらわれ続ければ、これからの人生まで事件に支配されることになる。陸はその連鎖を自ら断ち切り、失ったものを抱えながらも前へ進もうとしていた。

 そして、支援の方針を巡ってぶつかっていた夏海と絵梨子の関係にも進展が。夏海は絵梨子に「カウンセリングして」と告げる。これまで他人の痛みに寄り添いながら、自分の過去については話そうとしなかった夏海。被害者に助けを求めることの大切さを伝えてきた彼女が、今度は自ら絵梨子に手を伸ばしたことになる。夏海が抱えてきたものが、いよいよ明らかになりそうだ。

■放送情報
『さよならノワール』
フジテレビ系にて、週火曜21:00〜21:54放送
出演:小池栄子、北香那、岡山天音、荒川良々、味方良介、濱尾ノリタカ、利重剛、眞島秀和、岡部たかし、浅野和之、戸田恵子、渡部篤郎 他
脚本:井上由美子
演出:河毛俊作、清矢明子、柳沢凌介
音楽:菊地成孔
主題歌:chilldspot「ドラマ」(RECA Records)
衣装:伊賀大介
心理監修:石橋昭良(臨床心理士/非行臨床研究所)
警察監修:石坂隆昌(ユヌ・ファクトリー)
プロデュース:狩野雄太(スタジオ戦略本部 第1スタジオ ドラマ・映画制作センター)
制作プロデューサー:清家優輝、岸川正史(ファインエンターテイメント)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/sayonaranoir-cx/
公式X(旧Twitter):https://x.com/sayonaranoir_cx

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