岡山天音が大切にする“先入観を持たない姿勢” 「正面からピュアに向き合うことが大事」

岡山天音が俳優として大切にしている姿勢

 小池栄子が主演を務めるフジテレビ系火9ドラマ『さよならノワール』が、7月7日より放送される。“犯罪被害者支援室”を舞台に、事件の被害者や遺族に寄り添う人々の姿を描く警察ヒューマンドラマだ。

 本作で岡山天音が演じるのは、西池袋署刑事課強行犯係・鴨居卓海。鴨居の人物像について「何層もある人だなと思いました」と語る岡山に、犯罪被害者支援室という題材から感じたこと、小池栄子や北香那との現場でのエピソード、俳優として大切にしている視点について話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

鴨居卓海は「何層もある人」 

ーー岡山さんご自身は、人から相談を受けることが多いタイプですか?

岡山天音(以下、岡山):他の人の相場がわからないので何とも言えないですけど、割と受けているほうかもしれません。後輩からもありますし、同年代からもありますし、先輩から相談されることもあります。

ーー犯罪被害者支援室という題材に触れて、感じたことはありましたか?

岡山:やっぱり身内じゃないからこそ話せることってあるよな、と改めて感じました。支援室の人たちと被害者の方々って、ある意味で仮設的に設けられた関係性というか、家族でも友人でもないからこそ触れられる部分があるんだと思うんです。僕自身も、唯一無二の関係じゃないから話せることってありますし。この人はこういう肩書きの人だとか、この年齢だからこういう人だとか、昨日まではこういう人だったからこういう人だとか、そういう先入観ではなくて、目の前の人と正面からピュアに向き合うことは大事なんだなと感じました。そうじゃないと、自分の受け取り方もどんどん濁っていってしまう気がするんです。今日、その人が何を話すのか。今、その人が何を感じているのか。そこにフォーカスしたいなということは、この作品を通して改めて感じました。

ーー鴨居卓海という人物には、どんな印象を持ちましたか?

岡山:何層もある人だなと思いました。表に見えている部分と内側にあるものとの間にギャップもありますし、すごく多層的なキャラクターだと思います。それに、この作品に出てくる刑事たちはみんな個性的なんです。キャラクターがしっかり立っていて、それぞれが自分の考えややり方で動いているというか。だからこそ、そういうバラバラな人たちがひとつの場所に集まったときが面白いんですよね。みんな濃いし、それぞれ違う生き方や仕事の仕方をしている。鴨居も十分クセのある人だと思いますけど、もしかしたら周りの刑事たちの方がさらに濃いかもしれないです(笑)。

ーー俳優として、鴨居のどんなところに魅力を感じていますか?

岡山:他者の痛みに共感できるところかなと思います。でも、一筋縄ではいかない人ですよね。何を考えているのか簡単には説明できないし、シンプルな人物じゃない。だから演じていてすごく面白いです。どこか掴みきれない部分があって、その都度考えながら向き合える。そういう意味では、すごく魅力的な役だなと思います。

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