『ARCO/アルコ』本編映像公開 小島秀夫「『ラピュタ』 の頃の宮崎活劇作品を思い出す」

4月24日に公開されるアニメーション映画『ARCO/アルコ』の本編映像が公開された。
本作は、気候変動により荒廃が進んだ2075年の地球を舞台に、孤独な少女イリスと“空から落ちてきた”虹色の少年アルコの冒険を描く冒険ファンタジー。本作が長編デビュー作となったウーゴ・ビアンヴニュが監督・脚本を務めた。
物語の舞台は2075年の地球。10歳の少女イリスは、ある日、空から虹色の光を放ちながら降ってきた不思議な少年を助ける。その少年アルコは、虹色マントの力によりタイムトラベルが可能になった遥か未来から不時着したのだった。不思議なマントを手に入れようと謎の3人組が迫るなか、イリスとアルコは追っ手を振り切りながら元の時代に戻る方法を探す旅に出る。
日本語吹替版では、アルコ役を『怪物』の黒川想矢、イリス役を堀越麗禾が務め、両者ともにアニメ作品では初主演となる。また、アルコを追う3兄弟のドゥギー役を山里亮太、ストゥイー役を前野智昭、フランキー役を落合福嗣が担当。子守り用ロボットのミッキ役を梶裕貴、イリスの同級生クリフォード役を伊駒ゆりえ、アルコの母役を日向未南が演じる。
公開された本編映像では、アルコとイリスが大量のロボットたちに追いかけられるシーンが捉えられている。未来から来たアルコは2075年の世界に登録がないことで指名手配のような扱いを受け、イリスも同様に追われる身となる。逃げ込んだ学校では同級生クリフォードの侵入をきっかけにアラートが発動し、校内に装備された大量のロボットが起動。謎の3人組にも追われていた2人は、彼らと共にロボットから逃走する。扉の先には巨大な恐竜が歩くフロアや、海の世界のような部屋が広がり、50年後の未来の学校の姿が描かれている。
あわせて、著名人からのコメントも到着。ゲームクリエイターの小島秀夫は「“ナウシカ”“ラピュタ”の頃の宮崎活劇作品を思い出す」「心身に優しい輝きを放つ傑作」と評し、『ひゃくえむ。』のアニメーション監督・岩井澤健治は「本作の映像や物語は見事に抑制されてるからこそ、静かな感動が余韻となる」とコメントしている。
コメント
岩井澤健治(アニメーション監督/『ひゃくえむ。』)
好奇心から始まる時空を超えた冒険は、
少年にとってのかけがえのない時間を与え奪っていく。
本作の映像や物語は見事に抑制されてるからこそ、静かな感動が余韻となる。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
こんなキュートな娯楽アニメを観たのは久しぶりだ。活劇あり、文明批判あり、恋あり。
リリカルであり、SFであり、ファンタジーであり、少年少女の成長のドラマでもある。
独特の世界観に、キャラクター、物語が見事にアニメ表現に息づいている!
ヴィヴィッドに輝く七色冒険譚!
「未来少年コナン」や「ナウシカ」「ラピュタ」 の頃の宮崎活劇作品を思い出す。
最近の“鬼”や“悪魔”、“呪い”や“怪奇現象”にプリズム分解されたダークなアニメとは一線を画す、心身に優しい輝きを放つ傑作!
宇垣美里
匂い立つように鮮やかな自然 of 描写や、空から現れる謎めいたティーンエイジャー、
憎めないチャーミングな敵?キャラ。
そこここに自分が見て育ってきた作品の遺伝子を感じて思わずにっこり。
そんなの好きになるに決まってる!
きっとこれから虹を見る度、私は未来を思うだろう。
伊藤さとり(映画評論家)
こんなに健気で愛おしいとは。
レトロとPOPが混じり合う不思議な未来は親しみやすいのにセンスが光る世界観。
しかも『E.T.』や『もののけ姫』を所々に感じながら発展し過ぎた社会が、子どもを悲しませることに胸を痛めた。
このアートアニメーションから未来を想像して欲しい。
観たらきっともう少し、自然に優しくなれるはずだから。
手塚るみ子(プランニング・プロデューサー)
美しい作品だった 宝石のモザイクのように
はじめて観るのに とても懐かしい
その原石のひとつひとつ 私たちはよく知っている
空を越えてきたあの子 交わしたこころ 未来のあり様
伝わる想いは 世界共通
数土直志(アニメーションジャーナリスト)
まるで輝くような映像にまず惹かれた。でも輝いているのは映像だけでない。
物語、世界観、音楽、全てが輝いている、それが「アルコ」だ。
まるで宝石のような、いま一番キラキラしている作品。ちょーお薦めです。
土居伸彰(ひろしまアニメーションシーズンプロデューサー/ニューディアー)
フランスの次代を背負うと目され続けてきたビアンヴニュ監督による待望の長編デビュー作は、
この混沌の時代に、人間の知性と未来を信じる力を与えてくれる必見の作品だった。
“意識高い系”を超えた、高次元的アニメーション!
藤津亮太(アニメ評論家)
「あなたはどんな未来に生きたいですか?」。
本作は、ふたりの冒険を通じて、やさしく観客に問いかけてくる。
未来の見通せない時代だからこそ、親子で本作を見て、
どんな未来なら暮らしてみたいのか、是非語りあってほしい。
小野耕世(アニメ・マンガ評論家)
ロボットと人間の関係、近未来、遠い未来、時空旅行、タイムパラドクス、
そして少年少女の時代等SFアニメに必要な全ての要素が盛り込まれた王道を行く作品。
また、フランスアニメの伝統をも継承しているすばらしさ。

■公開情報
『ARCO/アルコ』
4月24日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:ウーゴ・ビアンヴニュ
脚本:フェリックス・ド・ジブリ
製作:フェリックス・ド・ジブリ、ソフィー・マス、ナタリー・ポートマン
アニメーション監督:アダム・シラード
編集:ナタン・ジャカード
音楽:アルノー・トゥロン
日本語吹替キャスト:黒川想矢(アルコ)、堀越麗禾(イリス)、梶裕貴(ミッキ)、山里亮太(ドゥギー)、前野智昭(ストゥイー)、落合福嗣(フランキー)、伊駒ゆりえ(クリフォード)、日向未南(アルコの母)
字幕翻訳:浜本裕樹
2025年/フランス/88分/カラー/ビスタ/5.1chサラウンド/映倫:G
配給:AMGエンタテインメント ハーク
©2025 Remembers / mountainA / France 3 CINEMA
公式サイト:https://arco-movie.jp






















