畑芽育の武器は表情だけじゃない! 『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』脇役で放つ存在感

畑芽育、『名探偵コナン』脇役で放つ存在感

 公開3日間で35億を超える興行収入を記録し、シリーズ歴代最高のスタートダッシュを切っている劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』(※)。同作ではゲスト声優として女優・畑芽育が出演しているが、アニメ声優初挑戦とは思えないほどの演技力を披露しており、ファンのあいだで話題を呼んでいる。

 同作で畑がキャスティングされているのは、神奈川県警の女性巡査・舘沖みなと役。眼鏡姿の真面目な女性で、セリフの端々から優秀さが伝わってくるキャラクターだ。

『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』©2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 シナリオ上の役どころとしては、謎の黒いバイク「ルシファー」にまつわる事件の捜査が進められるなか、重要な手がかりを発見。コナンたちを事件解決に導くことになる。

 決して出番自体は多くないものの、不思議と存在感を感じさせるところがあったのは、同キャラクターを演じる畑の声がひたすら聞き取りやすかった上、独特のオーラを放っていたからだろう。

畑芽育が演じた舘沖みなと

 それでいて作品から浮いているような印象はなく、他のキャスト陣の演技に馴染んでいたため、ファンからも好意的に受け止められているようだ。SNS上では、「演技が自然で上手かった」「キャラクターに合っていた」といった声が見受けられる。

 ところで畑は近年さまざまなドラマや映画に出演しているが、どちらかといえば“表情”を強い武器としているタイプの役者だと思われる。

『事故物件ゾク 恐い間取り』©2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会

 たとえば『うちの弟どもがすみません』や『君がトクベツ』といったラブコメ映画では、コロコロ変わる表情によって微笑ましいヒロインの心情を表現。かと思えばホラー映画『事故物件ゾク 恐い間取り』では、シリアスな表情を織り交ぜて作品に緊張感をもたらす演技を披露していた。

 そんななかで今回『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』で求められたのは、表情が一切関係ない“声だけ”の演技だった。畑にとっては、いわば新境地への挑戦だったはずだ。しかしいざ公開を迎えてみれば、その演技は若干初々しい部分を残しつつも、申し分のないクオリティとなっていた。

 強いて気になる点を挙げるなら、畑の声質は凛としていて存在感が強いため、脇役というよりは主役に向いている印象。今後声優の仕事をすることがあれば、メインキャラクターへの抜擢を見てみたいところだ。

『エラー』©ABCテレビ

 なお、畑は奇しくも今、彼女のキャリアにとって重要な作品をもう1つ抱えている。それは4月12日から放送が始まったばかりの春ドラマ『エラー』(ABCテレビ・テレビ朝日系)だ。

 同作は畑が志田未来と共にW主演を務める作品で、とある女性を死なせてしまったユメ(畑芽育)と、その女性の娘である未央(志田未来)が出会い、友人になっていくというストーリー。突如母親を失い、情緒不安定になる未央を志田が圧倒的な迫力で演じている一方、畑はとある秘密を抱えて苦悩するユメの姿を繊細な演技で表現している。

 これまでの畑は誰もが共感できる素朴なヒロインの役を多く演じてきた印象だが、ユメ役はそんなイメージとはまったく違う重厚な演技が求められる役柄。演技派女優としてステップアップするための足掛かりとなるかもしれない。

 『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』に『エラー』と、新たなチャレンジが続く畑。役者としてのさらなる成長に注目していきたい。

参照
※ https://x.com/conan_movie/status/2043524577230532885

■公開情報
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』
全国公開中
キャスト:高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、沢城みゆき(萩原千速役)、三木眞一郎(萩原研二役)、神奈延年(松田陣平役)
スペシャルゲスト:横浜流星、畑芽育
原作:青山剛昌
監督:蓮井隆弘
脚本:大倉崇裕
音楽:菅野祐悟
主題歌:MISIA「ラストダンスあなたと」(Sony Music Labels Inc.)
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
配給:東宝
©2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

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