【ネタバレあり】『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』次回作は? 30作目の予告を考察

4月10日から劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』(以下、『ハイウェイの堕天使』)が全国公開中。バイクアクションなど見どころの多い本作の話題はもちろんのこと、SNSでも話題になっているのが映画のエンドクレジットに流れた、2027年に公開予定の次回作のティザー映像である。
※本稿は『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』のエンドクレジット映像についてネタバレで考察する内容となっています。映画を未鑑賞の方はくれぐれもご注意ください。
記念すべき劇場30作目の舞台は……
劇場版『名探偵コナン』では毎作、エンドクレジットで次回作の予告が行われる。『ハイウェイの堕天使』においても、2025年の『名探偵コナン 隻眼の残像』のラストで暗い道をバイクが駆けるモンタージュと共に舞い散る羽根、そこに毛利蘭の「風の女神様……」という台詞がかけ合わさるなどして次回作が「萩原千速がメインキャラクターの作品」であることを予告した。また、ティザー映像第2弾では時限爆弾の映像が流れ、「バイク×爆発」という要素から千速と彼女の亡き弟、爆発処理班に所属していた研二に関わってくる物語であることも示唆された。
少ない情報から様々な考察がされてきた、次回予告映像。さて、劇場30作目は以前から噂されていたファンの期待に応えるような“新蘭回”確定と言えそうだ。
映されたロンドンの時計台「ビッグ・ベン」。そのチャイムが鳴り響く中、蘭が新一に「探偵なら、私の心ぐらい推理しなさいよ!!」と言い放つ台詞が流れる。これはシリーズの伝説回、「ホームズの黙示録」の中で描かれる工藤新一の告白シーンのやり取りである。
原作では漫画71〜72巻にかけて、アニメでは第617〜621話で描かれたこの章で、江戸川コナンは毛利小五郎と毛利蘭と共にロンドンに向かうことになる。しかし、パスポートが工藤新一のものであるため灰原哀の協力を得てアポトキシン4869の一時的な解毒剤を飲むことで元の姿に。ただ、新一の姿でロンドンにいるところを蘭に見つかってしまい……という、まさに『名探偵コナン』の核でもあるミステリーとラブが掛け合わさった濃密なエピソードなのだ。

実は近年の劇場版作品は、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のタイミングから順番に過去作のオマージュが意図的に組み込まれている。爆弾が事件の鍵を握る『ハロウィンの花嫁』は第1作目の『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』を、人工呼吸のシーンが印象的な『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は『名探偵コナン14番目の標的』を、怪盗キッドが登場する名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は『名探偵コナン 世紀末の魔術師』を、犯人を見た人間が記憶を失う『名探偵コナン 隻眼の残像』は『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』を、時限爆弾や飛び降りて脱出する『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』は『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』のオマージュとなっている。
そして30作目は順番的に、歴代の中でもファン人気が非常に高い『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』のオマージュ作になることが事前に推測されていたため、ティザー映像から考えても舞台はロンドンになる可能性が非常に高い。そして、いつもならコナンの声が登場する中、コナンの声が一切なく新一として話していたことから、本編でも新一がメインキャラクターとして登場することが考えられる。キッドの変装ではない、本物の新一に戻って劇場版に出てくるのはなんと『名探偵コナン 迷宮の十字路』以来、まさに23年ぶりのことなのだ。

さて、ロンドンが舞台で新蘭メインとなると、いかに「ホームズの黙示録」と差別化を図るのか、また飛行機などの移動問題をどう解決するのか、脇を固めるキャラクターはどうなっているのかなど気になるポイントがいっぱい。加えて、10作目や20作目などの節目回はオールスターキャラ映画の傾向があるため、『黒鉄の魚影』以来の黒の組織やFBIの登場も期待できそうだ。
原作者の青山剛昌がインタビューやファンミーティングの場で「みんなが期待しているものが見れるよ」と言っている、次回作。今からとんでもない傑作が生まれそうだ。また、蘭がメインヒロインであることがほぼ確定していることもあり、2026年2月より病気療養のため活動を休止している声優・山崎和佳奈のご回復を一層のこと祈るばかりだ。
■公開情報
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』
全国公開中
キャスト:高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、沢城みゆき(萩原千速役)、三木眞一郎(萩原研二役)、神奈延年(松田陣平役)
スペシャルゲスト:横浜流星、畑芽育
原作:青山剛昌
監督:蓮井隆弘
脚本:大倉崇裕
音楽:菅野祐悟
主題歌:MISIA「ラストダンスあなたと」(Sony Music Labels Inc.)
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント
配給:東宝
©2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会





















