未曾有の“怪物”の過去が明らかになる 佐藤二朗主演『名無し』主題歌入り本予告公開

5月22日に全国公開される、佐藤二朗が原作・脚本・主演を務めた映画『名無し』の主題歌入り本予告が公開された。
佐藤が映画用に書いたもののお蔵入り寸前だったオリジナル脚本が書籍編集者の目に留まり、永田諒の作画によって世に出た同名漫画を映画化する本作は、数奇な運命を背負った異能の男の希望と絶望、そして狂気を描いたサイコバイオレンス。『嗤う蟲』『悪い夏』などの城定秀夫が監督を務めた。
若い客で賑わう昼下がりのカフェで、残忍な殺人事件が起こる。しかし犯人と思わしき坊主頭の中年男はその手に一切の凶器を持っていない。男が近づいて接触するだけで、触られた人が次々血を吹きだし倒れていくのだった。事件の報せを受けた警察の面々は、防犯カメラに映るその光景を前に言葉を失うが、捜査を続けるうちに、数年前に万引きの疑いで調書を取られた一人の男が、今回の坊主頭と同一人物であることを突き止める。その男の名前は「山田太郎」。山田の自宅住所に行くと、そこには腐敗した一人の女性の死体があった。
佐藤は自ら生み出したキャラクター“名無し”を演じ、共演には丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介が名を連ねた。
公開された本予告は、白昼の商店街に現れた男=“名無し”(佐藤二朗)が、右手に握った“見えない何か”を振りかざし無差別大量殺人を行う衝撃のシーンから始まる。凶器不在・推定無罪の犯行に翻弄される警察組織。止まることのない犯行に、刑事・国枝(佐々木蔵之介)は苛立ちを募らせる中、やがて謎の男“名無し”の過去の情報がもたらされる。そこから映像は一転、これまでベールに包まれていた“名無し”の過去にまつわる断片が、フラッシュバックのように映し出される。38年前、警察官の照夫(丸山隆平)によって保護された右手を縛った少年、触れただけでタンポポが消え、枯れてしまうという常識を逸脱した現象、幼い頃から行動を共にしてきた花子(MEGUMI)の叫び、右手の謎を知ってしまった照夫の運命。意味深な記憶の断片が積み重なり、未曾有の怪物“名無し”がいかにして生まれたのかが描かれている。
さらに、本予告編の終盤では本作のために書き下ろされたNovel Core による主題歌「名前」も初公開。楽曲について佐藤は「正直、ちょっと想像以上。本当に素晴らしい楽曲を提供してくださって、僕にとっても大切な楽曲になるだろうなと思いました」とコメント。さらに「エンドロールで Novel Core さんの『名前』が流れているときに、涙が止まらなくなる感情になってですね。本当に、この映画とマッチしているという言い方じゃ物足りないくらい、映画の世界観を力強く後押ししてくれる、素晴らしい楽曲だと思います」と語り、と心からの感謝を述べた。最後に「見る前にちょっと覚悟がいる作品かもしれませんけど、本当にみんなで! 当たり前ですけども! ド真剣に! 作った作品ですので、一人でも多くの方に見て頂けたらなと思います」と呼びかけた。
Novel Coreは自身初となる映画主題歌に「純粋に連絡を頂いた時、めちゃくちゃ嬉しくて。映画はすごく大好きで、映画館にもよく見に行くので、そこに音楽という形で携われるということがまず、めちゃくちゃ嬉しかったです!」と興奮冷めやらぬ様子。楽曲については「脚本を読ませていただいて、今回僕がテーマにさせてもらったのは『名前』。名前をつけるという行為自体に対して哲学を持ちたいな、というのが、脚本を読ませていただいて出てきた気持ちです」と語った。さらに「名前をつけるというのは、大事なものにする、それを自分の中で大切なものにしてしまう、かけがえのないものにしてしまうというカルマを同時に引き受けることでもあると思っていて。ぶっちゃけ名前をつけなければ、替えが効くというか、それがもし無くなってしまったとしても他のもので替えが効くかもしれないのに、それでも尚、僕たちは名前をつけて、それを愛してしまう。大切に思ってしまう。そういう生き物なんじゃないかなと思ったので。そこをテーマに楽曲を作らせていただきました」とコメントを寄せた。

■公開情報
『名無し』
5月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:佐藤二朗、丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介
脚本:佐藤二朗
監督:城定秀夫
原作:佐藤二朗『名無し』(コミプレ-Comiplex-)
主題歌:「名前」Novel Core
配給:キノフィルムズ
2026年/日本/カラー/PG12
©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©映画『名無し』FILM PARTNERS
公式サイト:https://774movie.jp
公式X(旧Twitter):@774movie






















