実写版『ONE PIECE』シーズン3に高まる期待と不安 アラバスタ編の“壁”はバトル描写?

実写版『ONE PIECE』S3に高まる期待と不安

ルフィの兄“火拳のエース”が登場

 そこで注目すべきポイントとしては、やはり実写キャストの活躍が挙げられる。シーズン3では、ルフィの兄である“火拳のエース”が登場するのだが、そのキャストに抜擢されているのは、スーパーヒーロー映画『ブルービートル』で主演を務めたショロ・マリデュエニャ。作中でも圧倒的な人気を誇るキャラクターをどんなふうに演じてみせるのか、期待が高まる。

 またアラバスタ王国の戦いは、名シーンの宝庫となっていることでも有名。ルフィがビビに言い放つ「人は死ぬぞ」、ウソップがここ一番の勇気を見せる「仲間の夢を笑われた時だ」といったセリフのほか、海楼石の檻に囚われたルフィたちをサンジが助けに来るスタイリッシュなシーンもシーズン3の範囲に含まれている。

 シーズン2では、小さな女の子にぶつかられたスモーカー大佐が「おれのズボンがアイス食っちまった」と言って謝るところや、ルフィがDr.ヒルルクの海賊旗をワポルの攻撃から身を挺して守るところなど、さまざまな名シーンが盛り込まれていた。シーズン3でもこれまでと同様、原作ファンの期待する場面はカットせずに描いてくれるはずだ。

 さらに同作ならではの注目点は、重要キャラクターたちが実際の出番よりも“先出し”で登場してくること。たとえばシーズン2では、ローグタウンでバルトロメオがルフィと接触する様子が描かれていたり、ラブーンをめぐる回想シーンでブルックも出てきたりしていた。

白ひげ・黒ひげ登場の可能性にも期待

 そのためシーズン3についても、“白ひげ”エドワード・ニューゲートや“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチの登場などが期待されているようだ。

 その一方、原作ファンのあいだではバトル描写に懸念を抱く人も。というのもアラバスタ王国ではこれまでと比べて戦闘シーンの比重が大きくなる上、「悪魔の実」の能力者たちが多く登場し、異次元のバトルが展開される。作中のベストバウトにも数えられるゾロとMr.1の戦い、サンジとボン・クレーの戦いや、ナミの新たな武器「天候棒(クリマ・タクト)」による戦いなどが印象的だ。

 しかし実写『ONE PIECE』は原作よりもややリアル寄りの作風で、ド派手な能力バトルよりも肉弾戦の印象が強い。また冬島編の戦いが室内戦に変更されているなど、ややスケールダウンしている部分もあった。いずれも実写である以上仕方のない制約だと思われるが、バトル描写が命となるシーズン3では大きなネックとなるかもしれない。

 とはいえ同作はアクションシーンの迫力もCGのクオリティも、通常の実写化ではありえないほどにレベルが高い作品。こうした懸念が杞憂に終わる可能性は十分あり得るだろう。

『THE ONE PIECE』特報映像 Inside the Creation - Netflix

 なお今回のシーズン3情報解禁に合わせて、WIT STUDIOが制作を務める新たなアニメシリーズ『THE ONE PIECE』についての特報映像も公開され、大きな話題を呼んでいる。

 実写シリーズに新作アニメと、連載28周年を超えてさらなる盛り上がりを見せる『ONE PIECE』の今後に注目だ。

■配信情報
Netflixシリーズ『ONE PIECE』
シーズン1〜2:独占配信中/シーズン3:2027年世界独占配信
©尾田栄一郎/集英社

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