『アン・リー/はじまりの物語』6月5日公開決定 アマンダ・セイフライドが歌う本予告も

第82回ヴェネチア国際映画祭で最長となる15分間のスタンディングオベーションが巻き起こった映画『アン・リー/はじまりの物語』の公開日が6月5日に決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。
本作は、18世紀に性差や人種を超えた人間の平等を唱え、自らをキリストの女性的化身と信じ、その信念のもとアメリカに渡り、数々の受難にも耐えながら“シェーカー教団”と呼ばれるユートピアを築いた女性、アン・リーの人生を描いた伝記映画。
スタッフには、第97回アカデミー賞で主演男優賞を含む3部門に輝いた『ブルータリスト』のチームが再結集。監督を務めたのは、『ブルータリスト』で脚本を担当し、本作でもパートナーのブラディ・コーベットともに共同脚本・製作も兼ねたモナ・ファストヴォールド。『ブルータリスト』で作曲賞を受賞したダニエル・ブルームバーグが音楽を手がけ、セリア・ローソン=ホールが振り付けを担当した。
18世紀のイギリス、貧しい鍛治職人の家に生まれたアンは信仰心の厚い女性として育つ。4人の子供を授かるも、全てを幼くして失うという悲痛な体験の中、自らが“キリストの女性の姿の生まれ変わり”であるという、確信的な啓示を得る。彼女の性別、人種の平等を説く生き方は多くの人々を惹きつけていくが、反感や警戒を感じる勢力から苛烈な迫害を受けていく。わずか8人の信徒とともにアメリカに渡り、性別、人種の平等信仰をもとにした理想の生活を実現するユートピアを求めるアンだったが、そこでも大いなる困難が待ち構えていた。
主人公アン・リーを演じるのは、『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』などのアマンダ・セイフライド。本作の演技で第83回ゴールデングローブ賞主演女優賞賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。共演には、『サンダーボルツ*』のルイス・プルマン、『ラストナイト・イン・ソーホー』のトーマシン・マッケンジー、『ウルフマン』のクリストファー・アボットらが名を連ねている。
公開されたポスターには、祈りを捧げるアン・リーを中心に、歌と身体の動きにより神を礼拝するシェーカー信徒たちの姿があわせ鏡のように捉えられている。
あわせて公開された予告編は、荘厳な歌と重厚感のあるショットから始まる。イギリス・マンチェスターからアメリカへ。敬虔な神への祈り、ユートピアへの願いの一方で、アン・リー(アマンダ・セイフライド)にはさまざまな試練が立ちはだかっていく。
また、ファストヴォールド監督からコメントも到着した。
モナ・ファストヴォールド(監督・脚本・プロデューサー) コメント
本作は、18世紀に実在した数少ない女性宗教指導者のひとり、アン・リーという比類なき“真実の伝説”の生涯を、新たに語り直す作品です。彼女と、後に「シェーカー」と呼ばれる信徒たちは、恍惚とした歌と身体の動きによって神を礼拝しました。震え、昂揚し、全身で信仰を表現する――それは極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたちでした。
私は世俗的な家庭で育ちましたが、それでも、アン・リーの予言は――たとえ現実離れしているとしても――深く私の心を揺さぶりました。それは彼女の信仰を共有しているからではなく、正義や超越、そして共同体における恩寵を切望する、その切実な願いを、彼女の中に見出したからです。
自らの手でユートピアを築こうとした彼女の急進的な試みは、あらゆる芸術表現の核心にある創造衝動――世界を新たに形づくりたいという切迫した欲求――を物語ります。
とりわけ、明確なヴィジョンを持ち、人々を共通の理想へと導く彼女の力は、交響曲の作曲や、建築、そして映画製作にも通じる、創作に不可欠な共同性を想起させます。分野は違えど、すべての創作は同じ願いによって突き動かされています。恵みの瞬間を探し求めることによって。
私にとって、芸術とは常に「不可能なものを生み出そうとする営み」です。それが、私がアン・リーに惹かれる理由です。この映画は、彼女が夢見た理想郷――そして今は沈黙に包まれてしまったその夢――への賛辞として捧げるものです。
■公開情報
『アン・リー/はじまりの物語』
6月5日(金)全国公開
出演:アマンダ・セイフライド、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジーほか
監督・脚本・製作:モナ・ファストヴォールド
脚本・製作:ブラディ・コーベット
音楽:ダニエル・ブルームバーグ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:The Testament of Ann Lee
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公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/























