『ブルータリスト』チームが再結集 『アン・リー/はじまりの物語』2026年初夏公開決定

サーチライト・ピクチャーズの新作映画『The Testament of Ann Lee(原題)』が、『アン・リー/はじまりの物語』の邦題で2026年初夏に日本公開されることが決定した。
第82回ヴェネチア国際映画祭で最長となる15分間のスタンディングオベーションで迎えられた本作は、18世紀に性差や人種を超えた人間の平等を唱え、自らをキリストの女性的化身と信じ、その信念のもとアメリカに渡り、数々の受難にも耐えながら“シェーカー教団”と呼ばれるユートピアを築いた女性、アン・リーの人生を描いた伝記映画。
スタッフには、第97回アカデミー賞で主演男優賞を含む3部門に輝いた『ブルータリスト』のチームが再結集した。監督を務めたのは、『ブルータリスト』で脚本を担当し、本作でもパートナーのブラディ・コーベットともに共同脚本・製作も兼ねたモナ・ファストヴォールド。『ブルータリスト』で作曲賞を受賞したダニエル・ブルームバーグが音楽を手がけ、セリア・ローソン=ホールが振り付けを担当した。
18世紀のイギリス、貧しい鍛治職人の家に生まれたアンは信仰心の厚い女性として育つ。4人の子供を授かるも、全てを幼くして失うという悲痛な体験の中、自らが“キリストの女性の姿の生まれ変わり”であるという、確信的な啓示を得る。彼女の性別、人種の平等を説く生き方は多くの人々を惹きつけていくが、反感や警戒を感じる勢力から苛烈な迫害を受けていく。わずか8人の信徒とともにアメリカに渡り、性別、人種の平等信仰をもとにした理想の生活を実現するユートピアを求めるアンだったが、そこでも大いなる困難が待ち構えていた。
主人公アン・リーを演じるのは、『マンマ・ミーア!』『レ・ミゼラブル』『Mank/マンク』のアマンダ・セイフライド。本作の演技で第83回ゴールデングローブ賞主演女優賞賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。共演には、『サンダーボルツ*』のルイス・プルマン、『ラストナイト・イン・ソーホー』のトーマシン・マッケンジー、『ウルフマン』のクリストファー・アボットらが名を連ねている。
■公開情報
『アン・リー/はじまりの物語』
2026年初夏公開決定
出演:アマンダ・セイフライド、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジーほか
監督・脚本・製作:モナ・ファストヴォールド
脚本・製作:ブラディ・コーベット
音楽:ダニエル・ブルームバーグ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:The Testament of Ann Lee
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