『リブート』丸山ゴンザレスが明かす“裏社会監修” 脚本・黒岩勉へ“殺し方”もアドバイス

『リブート』丸山ゴンザレスが明かす裏社会監修

 現在放送中のTBS日曜劇場『リブート』より、裏社会の監修を務める丸山ゴンザレスのインタビューコメントが公開された。

 本作は、主演の鈴木亮平が善と悪を行き来する一人二役に挑む“エクストリームファミリーサスペンス”。妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエが、家族の元に戻るため、悪徳刑事の顔になり変わり、真実を追い求めていく姿を描く。

 普段は“取材者”として裏社会のリアルに迫ってきたジャーナリストの丸山。フィクションであるドラマの“監修者”として、作品に関わるきっかけは『クレイジージャーニー』(TBS系)のプロデューサーから声をかけられたことだったそうで、「僕は『もう少し詳しく聞かせていただかないと分からないです』と返したのですが『詳しく説明したら、引き受けていただけないと困る』というお返事でした。そこまで言われるということは何かあるのだろうと思い、『やらせていただく方向で検討します』とオファーを受ける前提でお話しました。結果、主演は鈴木亮平さんとお聞きして『これは面白そうだ!』となりましたね」と語った。

 具体的には“殺し方”も細かくアドバイスしたという丸山は「『いきなり(銃で)撃ち殺す描写だとよくないです』という僕の指摘に対して理由を聞かれて、『掃除が大変じゃないですか』と返したり、そんな感じで進めていきました」と意外なやりとりも明かした。

 また、“取材者”として事実を伝えることと、“監修者”としてフィクションを物語として見せることの違いについて、脚本を担当した黒岩勉に「リアルな情報を伝える、ということが僕の役目だと思ったので、今回はそれに徹しました」と語り、第1話と第2話の冒頭で、鈴木が演じる儀堂歩/早瀬陸(一人2役)が鳥小屋で縛られているシーンでは、「一応『裏社会的には全裸にします』という“リアル”な部分はお伝えした」というエピソードを披露した。

 最後に丸山は、「劇中では、裏組織に関わる会社や人物がことさらに悪く描かれていますが、実社会でもそうした組織に関わる悪い人たちは、街ですれ違うような身近な隣人として普通に存在し得るのが現実です。裏社会という特別なレイヤーが存在しているのではなく、社会は常に“表裏一体”なんです。そういう意味では、今回のような犯罪を軸にしたドラマをエンタメとして楽しみながら、“自分だったら”と、シミュレーションや妄想をしてみるのもありだと思います」と作品を通して伝えたいメッセージを語った。

丸山ゴンザレス(裏社会監修)コメント

“裏社会監修”としてオファーを受けた経緯

『クレイジージャーニー』(TBS系)のプロデューサーから「脚本の監修的なもの」「ドラマには興味がありますか?」といった感じで声を掛けていただいたのが最初でした。それで僕は「もう少し詳しく聞かせていただかないと分からないです」と返したのですが「詳しく説明したら、引き受けていただけないと困る」というお返事でした。
そこまで言われるということは何かあるのだろうと思い、「やらせていただく方向で検討します」とオファーを受ける前提でお話しました。結果、主演は鈴木亮平さんとお聞きして「これは面白そうだ!」となりましたね。

主演の鈴木亮平に実際に会っての印象

お会いした時に、その当時鈴木さんご自身が関わっていた作品について、僕も含め周囲の方々に理路整然と説明しながら、積極的に質問もされていたんです。情報や意見を常に求められているんだな、という姿が印象的でした。
ただ真っすぐに“探究”している感じがすごく伝わってきて、僕も“探究”していくことがすごく好きなタイプなので、同じだなとうれしくなりました。

本作においての具体的な監修

スタッフの方からはまず、「今どきの犯罪とかけ離れたり、矛盾したりしないようにしてほしい」と言われました。新しい犯罪を考えてほしい、といった話ではなく、今あるものをコラージュしていく感じが、僕としては面白かったですね。

描写のディテールにも言及したか

そうですね、結構細かいところも指摘させていただきました。「いきなり(銃で)撃ち殺す描写だとよくないです」という僕の指摘に対して理由を聞かれて、「掃除が大変じゃないですか」と返したり、そんな感じで進めていきました。
犯罪者というのは、極めてロジカルな思考で「掃除が大変だからここでは殺さない」、「腐敗が早いから土壌は弱酸性から中性。微生物が活発に動くから」というように、シンプルかつ合理的なんです。あとは、僕自身の知識も“今の殺し方”にアップデートする必要があったので、そこも考えて情報を集めました。

“取材者”として事実を伝えることと、“監修者”としてフィクションを物語として見せることの違い

それについてはすごく考えましたが、途中で「そこは黒岩(勉・脚本)さんが考えることだ」と気付きました。僕の段階でそこはやらない方がいいなと。「現実はこうです」といった注意書きは付けますが、物語に落とし込むプロフェッショナルにリアルな情報を伝える、ということが僕の役目だと思ったので、今回はそれに徹しました。

脚本の黒岩への注意書きの内容

1話と2話の冒頭、鈴木さん演じる儀堂歩/早瀬陸(二役)が鳥小屋で縛られているシーンについては、「裏社会的には、相手の心を折るために、下着も基本的には脱がします」と書き添えました。とはいえ、さすがに「脱がすという選択肢はないだろう」と思ってはいたので、一応「裏社会的には全裸にします」という“リアル”な部分はお伝えして、「あとはお任せします」というスタンスでした。

裏社会監修を通じて改めて気付いたこと、発見したことなど

僕は今まで普通の善良な一市民として生きているつもりでしたが、裏社会的なことを質問されても、こうも普通に答えられるんだ、という自分に改めて気付かされました。質問してくださるドラマの制作チームの方々に対して、「あ、こういうことは知らないんだ」と逆に思ってしまったり。
“裏社会の”常識のはずなのに、僕の中でもいつの間にかそれが当たり前になりすぎていたんですかね。僕のYouTubeチャンネルのチームの中では、当たり前だと思って話していることが、意外と世の中的にはそうではないということを、再認識させられました。

“リブート=再起動”という発想について、裏社会の文脈ではどのように捉えられるか

今作のような“特定の人物になり代わる”というのは、実際にも「ないことではない」です。今回の主人公のように特定の誰かになるというよりは、“架空の人物になり代わる”ということはよくある話の一つで、過去にニュースにもなったような逃亡犯などにも代表されますよね。事件史としても多く見られる事例なので、皆さんも視点を変えれば、そこまで特別な話ではないと見えてくると思います。
逃亡犯は身を隠すために別人になり代わっているケースが多いですし、顔を変える以外にも、身分証の偽装などもあります。海外では、別人になり代わるバリエーションがさらに多いです。

この作品を通じて視聴者に何を感じて、どんな現実に気付いてほしいか

劇中では、裏組織に関わる会社や人物がことさらに悪く描かれていますが、実社会でもそうした組織に関わる悪い人たちは、街ですれ違うような身近な隣人として普通に存在し得るのが現実です。裏社会という特別なレイヤーが存在しているのではなく、社会は常に“表裏一体”なんです。
そして特別なステップや手順がなくても、ある日突然巻き込まれるのが、現代社会の犯罪です。僕、丸山ゴンザレスであっても、犯罪に巻き込まれた時に冷静にいられるかどうか、状況によっては分からないといつも思っています。
そういう意味では、今回のような犯罪を軸にしたドラマをエンタメとして楽しみながら、“自分だったら”と、シミュレーションや妄想をしてみるのもありだと思います。「こういう脅され方をしたら、自分だったらどうするか」など、普段から想定する癖をつけておくと、いざという時に意外と役に立つと思いますし、そういう楽しみ方をしていただけるといいなと、このドラマに関しては特にそう思っています。

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『リブート』の画像

日曜劇場『リブート』

妻殺しの濡れ衣で逮捕されたパティシエの早瀬陸は、悪徳刑事・儀堂歩に追い詰められ、真犯人を見つけ出すため、家族と過去を捨てて儀堂の顔に変わり“リブート”を決意する。

■放送情報
日曜劇場『リブート』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、戸田恵梨香、永瀬廉(King & Prince)、蒔田彩珠、中川大輔、藤澤涼架、与田祐希、上野鈴華、藤田ハル、矢崎滉、野呂佳代、塚地武雅(ドランクドラゴン)、津田篤宏(ダイアン)、伊藤英明、山口紗弥加、池田鉄洋、酒向芳、黒木メイサ、原田美枝子、北村有起哉
脚本:黒岩勉
音楽:大間々昂、木村秀彬
主題歌:Mr.Children「Again」(TOY'S FACTORY)
プロデュース:東仲恵吾
協力プロデュース:國府美和
演出:坪井敏雄、田中健太、元井桃
製作著作:TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/REBOOT_tbs/
公式X(旧Twitter):@reboot_tbs
公式Instagram:reboot_tbs
公式TikTok:@reboot_tbs

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