鈴木亮平と松山ケンイチも練習を重ねて“本物”に 『リブート』パティシエ監修が語る舞台裏

『リブート』パティシエ監修が語る舞台裏

 現在放送中のTBS日曜劇場『リブート』より、パティシエ監修を務める本田珠美のインタビューコメントが公開された。

 本作は、鈴木亮平が主演を務める“エクストリームファミリーサスペンス”。妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエ・早瀬陸(鈴木亮平)が、自らの潔白を証明し真犯人を見つけ出すため、警視庁の悪徳刑事・儀堂の顔になり変わり=“リブート”し、真実を追い求めていく姿を描く。

 本作で「パティシエ監修」を務めたのは、代々木八幡「PAQUET MONTÉ(パケモンテ)」のシェフパティシエ・本田珠美。劇中に登場するスイーツの監修も手がけ、主演の鈴木、そして顔を変える前の早瀬を演じた松山ケンイチの演技指導も担当した。

 本田は、松山と鈴木について「本当にお二人ともタイプが違いました」とコメント。松山については「とにかく回数を重ねて覚えるタイプ」と分析し、「地方ロケでも、材料と道具を持ち込んで個人練習されていた」と現場でのエピソードを明かした。鈴木については「短期間集中型」と分析し、「一度自分がしてみたことをすぐに頭の中に入れて、それをそのまま体現して、という感じ」と明かした。そして、「お二人とも、段階を経て最終的に本物っぽくなっていました」と称賛。特に松山については、「ナッペのシーンがとにかくお上手でした」と語った。

 劇中のスイーツについては、「ちょっと懐かしい感じのものにしています」と明かす。店の代表メニューとなる「ハヤセショート」については、「かつて主流だったバタークリームケーキのように、バラの花や葉っぱをデコレーションしています」と解説。「どこか古くて温かい、子どもから大人までみんなが好きな温かいイメージのショートケーキ」と語った。

 最後に、「物語の中で、きっとスイーツが癒やしのような存在になっていく」とコメント。「お菓子作りをしているシーンから、本来の家族への気持ちとか甘さを感じ取ってもらえたら」と視聴者へメッセージを送った。

本田珠美(パティシエ監修)コメント

監修の依頼を受けた時の心境

“私でいいのでしょうか?”という思いと、“やりたい”という気持ちがありました。

松山・鈴木との印象的なエピソードについて

松山さんは、とにかく回数を重ねて覚えるタイプだったなと思いますね。練習量がすごかったです。地方のロケに行かれて、東京に戻ってきた時にこちらにもいらっしゃったのですが、地方ロケでも、材料と道具を持ち込んで個人練習されていたとのことで、「マネージャーさんが生クリームを…」などとお話を聞きました。地方ロケの最中に1人で練習されていた、と。実際に生地を作るところなどは映らないのですが、練習されていたそうです。凝り性でとてもやり込む方、という印象でした。
亮平さんは、短期間集中型で、一度自分がしてみたことをすぐに頭の中に入れて、それをそのまま体現して、という感じでしたね。一度自分の頭の中で考えてから、もう1回やる、という感じで、本当にお二人ともタイプが違いました。松山さんは練習を、亮平さんは1回1回考えながら、というタイプでした。

感心したところについて

お二人とも、段階を経て最終的に本物っぽくなっていましたね。松山さんは、やはり回数を重ねただけあって、ナッペ(ケーキの表面にクリームを均一になめらかに塗る工程)のシーンがとにかくお上手でした。
本当に俳優さんが覚える技術が素晴らしかったです。もうすぐに覚えていらして。ちょっと違う感覚の部分もあるけれども、入りであれだけできるというのがすごすぎて、“20代前半の自分は何をしていたんだ…このくらい集中してやっとけよ”って思いました(笑)。

撮影現場での印象的なエピソードについて

カメラテストの際に監督さん、俳優さんが演技、演出の擦り合わせをされていて、お互い意見を出しながら決めていく姿がとても印象的でした。どちらかというと俳優さんがこっちの方がいい、この演技の方が違和感がないと意見されていて、監督さんがそれを聞いてじゃあこちらでいきましょうと結論を出していくスタイル。話し合って遠慮なく意見をストレートに述べて良い方向に進めていく。皆さんが良い作品を作り上げたいという情熱と、演技に対してすごく真剣に向き合っている姿を直近で感じました。

お菓子作りと「リブート」の繋がりについて

お菓子は、最初は何も形になっていないところから作るものなので、そもそも「再生」みたいなものだなと思います。例えば卵白と砂糖を合わせて、空気をバーっと入れるとメレンゲになったり。材料が姿を変えるというところは、近いんじゃないかなと思います。

視聴者に感じて欲しいこと

物語の中で、きっとスイーツが癒やしのような存在になっていくのかなと思います。主人公がケーキを作っているシーンは、本来の自分を取り戻す場面だと、監督さんもおっしゃっていました。なので、お菓子作りをしているシーンから、本来の家族への気持ちとか甘さを感じ取ってもらえたらと思います。

「ハヤセ洋菓子店」のセットについて

洋菓子店のセットについては、実在の洋菓子店をそのまま使用していたため、私からのアドバイスは特になかったのですが、自宅を再現したセットは、“パティシエの人だったらこうやりそう”という小物の置き方とか、冷蔵庫の中の整理の仕方とか、前もってスタッフの方から相談されていたことが、すごく忠実に再現されていました。
キッチン周りの小物は、小さい茶こしなどをきれいに吊り下げたり、厨房のはかりや、ホイッパーの置き方なども、アドバイスを忠実に再現してもらいました。         

スイーツの味や見た目で意識しこと

どちらかというと、見た目などは古典菓子に寄らせています。例えばスワンのシュークリームは、フランスの古典的なものをイメージして、それを活かしました。

「スワンのシュークリーム」という劇中のセリフで意識したこと

セリフからイメージしたのは、やはりカスタードクリームですよね。私が昔働いていた店が創業40年ほどの老舗のお菓子屋さんだったので、そのレシピも参考にしながら作りました。ただ、そのレシピだとラム酒をすごく効かせているので、そこはイメージとは少し違うなと思って変えて、子どもから大人まで食べやすいカスタードクリームにしました。
今、世に出回っているシュークリームのクリームは生クリームが多めなのですが、ドラマのものはカスタードが多めで、ちょっと懐かしい感じのものにしています。親子の会話もイメージしながら、そのような味に仕上げました。
プリンは、監督さんのご意向も強かったですね。味に関しては、カラメルの焦がし具合を薄めにしたり、子どもから大人まで食べやすいものにしています。見た目に関しては、何パターンか挙げた中で、監督さんが思い描いたものに合わせて、最終的にはシンプルな形で落ち着きました。

ハヤセショートについて     

ハヤセショートは、レトロ感があり、他にはあまりないハヤセオリジナルという感じです。ショートケーキよりバタークリームケーキが主流だった時代、職人はバタークリームでバラを絞ったり、絞りの技術で華やかさを演出していました。その見た目が懐かしく、昭和レトロな雰囲気を醸し出します。ハヤセショートは懐かしさと特別な存在感を見せるために、バラの花や葉っぱをデコレーションしました。     
どこか古くて温かいショートケーキで、子どもから大人までみんなが好きな温かいイメージのショートケーキに仕上げ、レトロだけれども、いろんな人に食べてもらえるケーキ、という感じにしました。

毎週日曜に限定販売されるコラボスイーツについて

コンセプトは「レトロ」です。レトロな見た目や味にどこか懐かしさを感じながら、家族みんなでおいしく食べていただけたらと思います。また、パケモンテが無添加素材でお菓子を作っているので、今回お出しするケーキも全て(ショートケーキのバラの花以外)無添加素材でお作りしているのがポイントです。

『リブート』の画像

日曜劇場『リブート』

妻殺しの濡れ衣で逮捕されたパティシエの早瀬陸は、悪徳刑事・儀堂歩に追い詰められ、真犯人を見つけ出すため、家族と過去を捨てて儀堂の顔に変わり“リブート”を決意する。

■放送情報
日曜劇場『リブート』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、戸田恵梨香、永瀬廉(King & Prince)、蒔田彩珠、中川大輔、藤澤涼架、与田祐希、上野鈴華、藤田ハル、矢崎滉、野呂佳代、塚地武雅(ドランクドラゴン)、津田篤宏(ダイアン)、伊藤英明、山口紗弥加、池田鉄洋、酒向芳、黒木メイサ、原田美枝子、北村有起哉
脚本:黒岩勉
音楽:大間々昂、木村秀彬
主題歌:Mr.Children「Again」(TOY'S FACTORY)
プロデュース:東仲恵吾
協力プロデュース:國府美和
演出:坪井敏雄、田中健太、元井桃
製作著作:TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/REBOOT_tbs/
公式X(旧Twitter):@reboot_tbs
公式Instagram:reboot_tbs
公式TikTok:@reboot_tbs

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