岩崎う大だから成立する憎めない人物像 『ばけばけ』梶谷は朝ドラ史でも“異色”な記者?

『ばけばけ』梶谷は朝ドラ史でも異色な記者?

 新しい年のはじまりは、どうにも落ち着かないもの。気分が高揚しているうちに、あっという間に時間ばかりが過ぎていったりする。こうした平常心を忘れがちなとき、エンターテインメント・ファンには大きな助けがある。そう、「朝ドラ」の存在だ。

 放送中の『ばけばけ』(NHK総合)は、ヒロイン・松野トキ(髙石あかり)たちが私たち視聴者に1日のはじまりを知らせてくれる。この作品が現在の心の拠り所になっているのは、私だけではないだろう。しかも、めちゃくちゃ面白い。ここでは新聞記者の梶谷吾郎に注目してみたい。演じているのは岩崎う大である。

 本作は、小泉八雲とその妻のセツをモデルにした物語を描いていくもの。『雪女』や『耳なし芳一』といった誰もが知る怪奇譚が、いったいどのようにして生まれ、広く語り継がれることになったのか。私たちはいま、トキとヘブン(トミー・バストウ)の関係を微笑ましく見つめながら、その秘密に触れつつあるところだ。

 そんな本作で岩崎が演じる梶谷は、『松江新報』という新聞社の記者で、“敏腕記者”を自称している人物。ヘブンが来日した頃から追いかけ、トキと結婚してからは松野家の日常にも密着。いつも調子のいい彼は、トキ曰く「大袈裟に書く人」でもある。

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